ハンドトリートメントでの忘れられない言葉。
以前、高齢者施設へハンドトリートメントをさせていただきに行ったことがあった。
私はアロマを学んでいる時からこの活動がしたかった。アロマを学ぶきっかけとなったのも、施設に入居していた義母とのコミュニケーションとしてハンドトリートメントができたら、という気持ちがあったから。
ハンドトリートメントでの忘れられない言葉
その日は特養老人ホームで開催されていた講座に参加されていた方へのハンドトリートメント体験。
ちょっと緊張されながらもハンドトリートメントを受けてくれた高齢の男性。奥様が入居されていて顔を見に来られたとのことだった。
始めはお話されなかったけど、少しづつご自身の話をしてくれた。
自分はパーキンソン病を患っている事、奥様が施設に入居しているから自宅で一人で暮らしている事など。
たぶん私の父と同じくらいの年齢なんだろうな、って思うとどうしても父と重ねてしまう。
「これはとっても気持ちがいいね。いつも手がこわばって動かしずらいんだけど、今は指が動くよ。」ってご自分の手をグーパーさせながら少しびっくりした表情で、でも嬉しそうに言ってくれた顔が今でも目に浮かぶ。
最後に「これはお母さんにもさせてあげたいな」とつぶやくように伝えてくれた。
とっても優しい方なんだなって思ったのと、夫婦愛を感じた。そして、そんな風に思ってくれたことがとってもとっても嬉しく心があったかくなった。
私にとって忘れられない一言となった。
おかげさまで、ハンドトリートメントをしたとき「気持ち良かったよ♡」と言っていただけることが多く、すごくありがたく嬉しいです。
ほんの15分くらいの時間だけど、その方の人生がちょっとだけ垣間見える時間でもあるんです。
一期一会を大切にしたいと思うハンドトリートメントでの活動です。
今は活動中止してるけど、またいつか再開させたい。
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