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ファッションゲイっていうのがいるらしい

こんばんは。

今回はゲイ・バイの知人から聞いたお話。

当事者たちに話を聞いたら意外な立体感があって驚いたので共有したいなと思いました。
近年、セクシュアルマイノリティへの理解を深めようという運動が活発ですが、本人達から見ると不正確だったり誤った情報が横行していることもよくあるようなので、本人達のリアルをかいつまんで紹介してみようと思います。

僕自身のスタンスとしては、理不尽な差別みたいなものがあるなら絶対に無くなるべきと思うのと、
理解を深めたいと言っている人たち自身が実はあまり理解できていないのでは?と思うことが多々あったので、
より正確に現状が理解されたらいいししたいなと思っています!
※しかしながら僕自身がノンケという、同性愛者の方から見た異性愛者なので、聞いた話を共有するしかないのもまた事実です。もし、より深く事情をご存知の方はぜひコメントでご教示いただけると幸いです!

それでは実際に本人たちが言っていた言葉を中心に、話してくれた内容を書いていきます!
本当はもっと細分化された呼称や専門用語が存在するのですが、
伝わりづらくなると思うので一般的に知られているであろう語彙に留めて書いていきます!

◆「ゲイは夜の相手に困らない」
一番衝撃的だったかもしれません。
昼頃に夜のお相手がほしいなーと思った時に、ゲイ専用のアプリみたいなので探せばまぁ大体夜までにはお相手は見つかるそう。
これは10年くらい前、世間的にマッチングアプリが流行るだいぶ前に聞いたお話ですね。
教えてくれた彼自身がかなりイケメンだったので、
「それはイケメンだからでしょ?」って聞いてみたところ、
「いや、そのアプリ知ってれば大体そんな感じだと思うよ。だからノンケの人達より大分ヤりやすいよ」
と言っていました。
この辺りは内部事情について、ご存知の方にはさらにお話聞いてみたいです。

◆「近頃ファッションゲイが増えてきてなんかウザい」
バイセクシュアルの男性が言ってました。
彼がいうファッションゲイというのは、本来ゲイじゃないのに女性にお近づきになりたいが為に、もしくは、特別感・希少感のセルフブランディングの為にゲイやバイを自称している男性のことを指すようです。
特に自称バイの人にすごく多いらしく、
セクシュアルマイノリティへの理解が深まってくれば来るほど増えているそうです。
「チ○コも舐めたことないのにゲイとかバイ名乗ってんじゃねーよ」
だそうです。

◆「メイクアップするだけでこんなにお金かかるの!?ってくらいかかってるんだから、デートの時のご飯くらい奢りなさいよ」
女装をするタイプのゲイの方に言われました。
(なんか、単にオカマって呼ぶと語弊がある場合があるらしい)
メイク道具ってそこそこの値段の物をたくさん集めないとちゃんと綺麗に出来ないし、時間も短くて数十分はかかる中で、男性は大体ノーメイクなので、
「頑張って可愛くしてきてくれた女にご飯くらい奢りなさいよ」
だそうです。
シンプルに一理あると思ったことに加えて、
ゲイはノンケ女性を激しく敵視しているというイメージがあったけど、
普通にフェミニストな感じも勿論いるよねということが、このセリフを言われた当時は新発見でした。
ノンケ女性への敵視はおもしろのためにノリでやることはよくあるんだそうです。
「楽に笑いがとれる」って言ってました。


今回は以上となります。

お話ししてくれた方達は、知人である僕にごくフランクにお話ししてくれました。
これもやはり一般的なイメージとは違うのではないでしょうか?
みんながみんな悩み抜いた末に家族とか親友に意を決してカミングアウトする
みたいなイメージありませんでしたか?逆に芸能人等で過度に誇張して前面に出しまくる人達のイメージも強いと思います。
でもそんな両極端だけではなく、普通のこととして捉えて普通に話せる人達も事実存在しています。

冒頭でも少し触れましたが、”セクシュアルマイノリティ”という言葉が表す方々をひとくくりにあたかも弱者みたいなニュアンスで語る人が少なくないけど、ひとまとめに弱者と呼ぶには非常に逞しくて、人としてすごく魅力的な方々もたくさん含むのにそんな雑にくくっていいのかな?、と思います。
”マイノリティ”の中にも更に多様性が存在している事実だけでも伝わったら嬉しいです。

そして、だからこそ、どの立場の方も過敏にこのトピックについて反応することや、腫れ物に触るようにおっかなびっくり取り扱うのはもう少しなくてもいいんじゃないかなと思います。

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