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双
2024年8月31日 20:44
芥川賞ってこんなに面白かったっけ…? これまでの芥川賞受賞作、候補作は大体読んでいるけれども、こんなに夢中になって読んだ純文学作品は初めて。 それなりに忙しい毎日のなかで、時間を見つけては読んだ。続きが気になって仕方がなかった。 物語の半分近くを、主人公・波多とバリ山行の超経験者・妻鹿(めが)さんとの二人だけの登山(バリ)シーンが続く。バリとはバリエーションの略で、通常の登山道でない道