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(2024/06/17/月)地下式横穴墓、原寸大模型が反転している理由………と、先日撮影していなかった遺物。



本日の画像 

 今回の画像は、先週、宮崎県立総合博物館で観覧して不明だった部分について、昨日(2024/06/16/日/1100頃)お伺いに行った時に撮影した画像です…。
(下記のリンクは、先週書いた記事です)




質問内容 
調査報告書と、模型の構造と遺骨の配置が違う事について……

 先週、宮崎県立総合博物館でこちらの実物大模型の写真を撮影し、帰宅して調査報告書を読んだ時……

 明らかに出土状況と、墓室の装飾が同じにも関わらず、全ての配置が反転している遺跡『立切地下式横穴墓群』内の『立切60号地下式横穴墓』の資料を見付けました……。

 …しかし、もしかしたら、似た様な遺跡が他に有るのかもしれない……。

 と思ってていたので、どうしてもどこの遺跡の模型なのか知りたくて、昨日は、午前中に宮崎県総合博物館に行ってきました…。

 そこで、館内で案内をされている方に質問をした所、昨日は館内にいらっしゃった専門家の方を呼んで頂く事が出来ました…。

 そこで、こちらの実物大模型が反転されている理由についてお伺いした所…

『観察し易い様に、元の配置と反転させて展示しています。』

…との回答と……

『実物大模型に配置された、遺骨と遺物、壁面装飾の配置を反転していて、全く同じだとは言えないので、展示には『古墳の名称』を記載していません。』

…と言う回答を頂く事が出来ました…。

 確かに、博物館の限られた展示スペースに、コンパクトに解り易く展示しようとしたら、元の遺跡を反転させて展示したほうが、構造上良いと言うのは、現地に行くと理解できるので、よく考えられているな~…

 …と、感じ、関心致しました…。




感想

 まず初めに、昨日、丁寧に解り易く解説して下さった博物館の方々に、心より感謝申し上げます。

 教えて頂いた情報は、今後、作品製作に生かして行きたいと思います。


 昨日は、こちらの地下式横穴墓(実物大)模型について質問を行った後、先日、調査報告書を読んだ時に、気になっていた線刻印が刻まれた鉄鏃ついても質問したのですが…

 丁度その日、宮崎総合博物館裏に有る、宮崎埋蔵文化財センター分館に、鉄鏃の専門家の方がいらっしゃった為、解説をして頂いた職員の方から紹介して頂き、直接質問をさせて頂く事ができました。

 その時の内容については、別の記事にまとめたいと思います…。




先週、撮影し忘れた遺物と展示。 

 先週、宮崎総合博物館に行った際、地下式横穴墓の実物大模型に目が行ってしまい、模型の周囲の展示物に目が行かなかった事が心残りだった為、模型周辺の展示についても、備忘録として残しておこうと思い、写真を撮影しました…。


地下式横穴墓の世界の解説映像(2分16秒)

 地下式横穴墓(実物大)模型の左下に、地下式横穴墓を紹介する映像展示が有ります…。

 こちらは、短い映像ですが、解説が解り易かったのでお勧めです…。


展示ケースの中に展示された遺物 
(先日紹介出来なかった遺物)

 こちらのケースには、以前紹介した朱玉しゅだまと、地下式横穴墓の解説文・分布図が展示されている展示ケースです。

 先日はその二つ以外に余り目が行かず、撮影していなかったので、昨日は備忘録として、撮影する事にしました…。

 これらの遺物は、今まとめようとしている記事を作った後で、余裕が有る時に、何か引っ掛かる物が有れば、もう一度調べてみたいと思います…。


鏡板付轡かがみいたつきくつわ

鏡板付轡かがみいたつきくつわ
小林市野尻町大萩おおはぎ地下式横穴墓27号出土


鉄斧てつおの(工具)

鉄斧てっぷ
小林市野尻町大萩おおはぎ地下式横穴墓3号出土


絹布けんぷの付いた直刀ちょくとう

絹布けんぷのついた直刀ちょくとう
小林市野尻町大萩おおはぎ地下式横穴墓11号出土

 

 


2024/06/16/?~? ~ 2024/06/17/0900頃~1040
最近はただの日記になっていますが、自分自身と作りたい作品について更に突き詰めて行きたいので、この作業を暫く続けて行きたいと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございます。 作品製作をしているので、サポートいただけたら創作活動に関する費用にしたいと思います。