見出し画像

(2023/04/25/火)31号墳・7号墳(生目古墳群)

本日紹介します写真は、先週(2023/04/16/日)宮崎県宮崎市生目に有る国指定史跡・生目古墳群に行った際に撮影した写真です。

 撮影した写真を備忘録としてここに残して行きたいと思います。

本日の写真

31号墳・7号墳へ行く為に通った道

 今回は、先週4月16日日曜日は、5号墳・19号地下式横穴墓を見た後で下記のルートを通って、31号墳・7号墳へ移動しました。

7号墳は3号墳程では無いですが、近づくとかなり大きい為、全貌を見る事は出来ません。

下記の写真は3号墳の前方部から撮影した写真です。

7号墳は判り易いのですが、31号墳は…藪にしか見えません…。

31号墳(藪(やぶ)…?)

31号墳に近づいた所です。
かなり密集して笹が生えているので、墳丘どころか地面も見えませんでした……。

残念です(´・ω・`)

7号墳の周囲の様子

7号墳右側(3号墳の側)の状況

31号墳の後ろを振り返ると、『国指定史跡』と書かれた杭が立っていました。

杭を回って撮影してみます…

国指定史跡
生目7号墳
宮崎市教育委員会
昭和一八年九月八日 指定

杭のすぐ横から7号墳を撮影した写真。

あまりにも大きくてただの丘の様です。

削られた後円部

後円部の方に回り込むと…
なんと、前方部が90度の角度で削られていました。

7号墳の周囲には、立入禁止を意味するのでしょうか。
古墳全体は虎ロープが規制線の様に張られていました。

削られた7号墳の墳丘の手前には、下に降りる為の階段が有り、下に降りれる様になっていました。

天気が良く、かなり遠くまで見渡す事ができます。

7号墳に関する解説パネル

振り返って7号墳の断面を撮影した所。

断面の手前に、虎ロープが巻かれた杭の上に、ラミネート加工された解説パネルが設置されていました。

近くによると、『生目7号墳~前方後円墳と地下式横穴墓~』という解説パネルでした。

このままではnoteでは読みにくいので、読み易く加工してみたいと思います……。

生目7号墳~前方後円墳と地下式横穴墓~

 7号墳は5世紀の終わり頃に造られた、墳町47mの前方後円墳です。
 墳丘は後円部、前方部共に2段に造られていますが、葺石は上段にだけ施されています。
 墳丘の周囲には周溝が巡らされており、後円部の北西側からは造り出しと呼ばれる突出部が見つかりました。
 この造り出しの周囲からは祭祀に使われたと考えられる沢山の土器が出土しています。

生目7号墳前に設置された解説パネル
生目7号墳~前方後円墳と地下式横穴墓~ 
宮崎市教育委員会文化財課 平成26年6月より

 周溝やその周辺からは、10基の地下式横穴墓が発見されています。
 その中でも造り出しの墳丘を挟んで反対側、後円部の南側にある18号地下式横穴墓(生目古墳群の中で18番目に発見された地下式横穴墓)は、周溝内に竪坑を掘削し、そこから後円部の中心に向かって玄室(遺体を納める空間)を掘り進んでいます。
 加えて玄室の規模がレーダー探査の結果、5m以上の大規模なもので有る事が明らかになり、7号墳を作った首長が埋葬されていると考えられています。
 全国的に広がる前方後円部と、南九州の地域的な墓制である地下式横穴墓が融合した、この地域の歴史を考える上で非常に重要な調査結果です。

生目7号墳前に設置された解説パネル
生目7号墳~前方後円墳と地下式横穴墓~ 
宮崎市教育委員会文化財課 平成26年6月より

確かに、遊古館(埋蔵文化財センター)のメインの展示物に7号墳の入り口?が再現されていました!

ここの古墳の再現だったんですね~。
(頭の中で資料と現地の状況が結び付いていませんでした)

ちなみに、この看板は過去に別の場所に有った様ですが、今は下記の場所に移動されていました。

大体この辺りでしょうか?

7号墳左側の様子

7号墳の削れた前方部の左側を撮影した写真。
周溝がしっかりと綺麗に残っていています。

左側の小さな小山は、恐らく8号墳(円墳)だと思われますが…上部には墳丘を表す石の杭が無く、又、墳丘の番号が書かれた木の杭も有りませんでした…

発掘が中断された場所

7号墳の側面に、何かビニールの様なモノが古墳にかかっている様です。
こちらは上記の看板の18号地下式横穴墓だと思われます。

この後、生目遊古館(埋蔵文化財センター)の所長の方に確認した所、現在7号墳の発掘(18号地下式横穴墓を含む)は、文化庁によりストップがかかっていると教えて頂きました。
いつ発掘が再開されるかは未定だそうです。

こちら生目7号墳のビニールが掛かっている地下式横穴墓の入り口は、遊古館(埋蔵文化財センター)の中に再現されています。

この7号墳の周りには多くの地下式横穴墓が有る様ですが、ビニールの張られた地下式横穴墓は、入り口の立派さから恐らく7号墳の本来の被葬者だと言われている様です。

又、大量の焼き物などの出土物が有るので、今度紹介してみたいと思います。

2023/04/25/?~1745

この記事が参加している募集

最後まで読んでいただきありがとうございます。 作品製作をしているので、サポートいただけたら創作活動に関する費用にしたいと思います。