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(2023/04/21/金)3号墳(生目古墳群)

 本日紹介します写真は、日曜日(2023/04/16/日)宮崎県宮崎市生目に有る国指定史跡・生目古墳群に行った際に撮影した写真です。

 撮影した写真を備忘録としてここに残して行きたいと思います。

※こちらの古墳は以前紹介した事があるので、その時の記事のリンクも紹介致します

(2023/03/26/日)九州最大の前期古墳

本日の写真

九州最大の前方後円墳『3号墳』

『古墳の石積み再現展示』から3号墳に行く為に通ったルート

三号墳は昨日紹介した『古墳の石積み再現展示』の、本当にすぐ横に有ります…

3号墳の手前に設置された、キャラクター付きの解説パネル

墳丘の少し手前には、埴輪をモチーフにしたキャラクターが抱える、三号墳の解説パネルが設置されています。

こちらのパネルの内容については、以前紹介致しましたのでリンクを貼ろうと思います。

生目三号墳の解説パネル
『九州最大の前期古墳!3号墳(宮崎市教育委員会)』

3号墳の前方部と周囲の風景

古墳の後方部にのみ草刈りが行われていて、登り易いようになっています。

草刈りされた後方部を上る際に足元を見ると、古い感じの石が墳丘に埋まっていました。

※見難いので印をつけてみました。

近づいてみると、かなり古い石の様な感じがします。

古墳の葺石でしょうか?今度、調べてみたいと思います。

前方部を登り切って、登ってきた方を振り返った時に撮影した写真。

この日は晴れていて風も有った為、凄く気持ちが良い場所でした。

目の前の前方後円墳は7号墳で、左側の藪の様な場所が31号墳との事です。

パノラマ写真で撮影したした写真です。
※スマホで見て頂くと見やすいと思います。

古墳の前方部から、後円墳の方向を撮影した写真。

前方後円墳の輪郭と、その横に堀が造られている事が判りますが、あまりにも巨大すぎてスマホの画角では収まり切れません。

是非現地に行かれて体感してみてください。

後円部に更に近づいて撮影した写真。

写真では解り難いのですが、3階建てのビル位の高さが有るので、かなり高く感じます。

古墳に上っていると言うより、裏山に上っている様な感じがします。

上記の写真を撮影した位置から、古墳の下を撮影した写真。
しっかりとした堀、周溝がずっと続いている事が判ります。

周溝の有る側と反対側を撮影した写真。

 そこには周溝ではなく、隣接する形で、葺石が再現された『5号墳』が見えます。

 草に覆われた柔らかい輪郭の墳丘とは、ビジュアル的に全く違う印象を受けます。

3号墳の後円部と周囲の風景

前方部の周囲を確認した所で、後円部に上って行きます。

14号墳の時は、前方部と後円部との段差は目線の高さ程度でしたが……

こちらの巨大な三号墳は、前方部と後円部のつなぎ目の段差は、私の背の高さより遥かに高く、威圧感を感じます。

後円部の森の下に小さな道が有ったので、その道に沿って登りました。

森の中に小道を、更に進んでいきます………

墳丘の小道を進むと少し開けた場所になっており、もう一段高い場所が有り、その上に上る為の道が続いています……

後円部の頂上は多くの木が生えているのですが、中央部だけは木が少ない様です……

遠くに大理石製の杭が見えます……

杭に更に近づくと、少し開けた場所になっていて、他の古墳と同様に大理石製の墳丘番号が付いた杭が設置されていました。

柔らかいフォントで『3』と書かれていました。

墳丘の木々の隙間から、天気の良い外の景色が見えます…。

この日はかなり風が強かったのですが、この森の中は風も少なく、少し暗かったからか、何というか独特な雰囲気です。

造られたのが約1650年前で、本来の所有者や親族等の行方も解らず、祀られなくなって久しいく、自由に立ち入る事が公で許可されているとはいえ、この場所が元々お墓だからでしょうか。

1人でこの場所に長時間留まれない様な、何とも言えない独特な雰囲気を感じました。

又、こちらの3号墳の被葬者は約1650年前、後円部、つまりこれら森の様な写真の場所地下約2mに埋葬されており、埋葬施設の発掘調査は未だに行われていない様です。

(レーダー調査による結果に関する案内看板内容)

生目古墳群 3号墳前に設置された看板『九州最大の前方後円墳!3号墳(宮崎市教育委員会)』より

つまり、まだこの下に…

あくまで個人的な意見で感想なのですが、草刈りがされて日当たりと風通しの良い後方部とは、明らかに雰囲気が違う感じがします。
(私は風通しの良い場所が好きなので、ただ単に空気がの流れが少ないこの場所が苦手なだけの可能性の方が高いと思います)

後円部から後方部に降りた後、目の前の切り株に二本の新しいひこばえ(切り株の横から新しい新芽が生える事。萌芽とも言う)がそろって生えていました。

良い感じに二本揃って生えている感じが、神社や神棚に飾られる『榊』の様な印象を受けます。

まるで埋葬施設である後円部の方に向けて、榊が備えられている様に見えます。

何というか、余りにも巨大な古墳で、かなり遠くからでなければ写真に収める事ができない古墳です。

これほどの巨大なお墓を作る事ができた人物も、時間が経てば名前すら伝わらない言う事に諸行無常を感じ、もの悲しい感じがしました。

明日は生目5号墳を紹介したいと思います。

2023/04/21/?~1904

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