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(2024/03/05/火)版木へのトナー転写実験


午前中に行った事

 本日の現地の天気は雨。
 現在の気温は昨日(15.3℃)より1.7℃高い17.0℃です。

 今日は朝(0917)からモーニングページを行い、昨日に引き続き、昨日集めて来た資料から、今後作る作品について考えを纏める作業等と、作品に使う技術の実験を行いました…。

 本日は記事を書いた後、一旦休憩を取りたいと思います…。



本日の画像

手前の緑の版木は、オマケで頂いた物です。

 本日の画像は、今後作ろうと思っている版画作品に使用する予定の版木です。

 この版木は、地元に有る教材店で購入した物で、本日は今後作る予定の作品についてノートにまとめた後、版木に下絵を写す実験を行いました。

 illustratorで作成した下絵を版木に写す実験を、備忘録として残して置きたいと思います…。

 今回使用した版木(薄緑)は、版木を買った際、教材業者の方から、汚れている在庫品を1つオマケで頂いた物で、その版木を使い実験を行いました。

 このオマケ版木で、今後数回、心置きなく実験する事が出来るので、このオマケを下さった業者の方へ、この場を借りて感謝申し上げます。

下絵を版木に写す実験

 今回は、以前、消しゴムはんこを作った際に行った方法で、版木に下絵を写す実験を行いました。

消しゴムハンコを作った時の記事 
(2024/02/10/土)試作中……③
木材及び、キャンパスにトナーを写す実験の様子
(2024/02/21/水)転写実験

本日、実験に使用した材料は以下の通りです…。

ダイソーで販売されていた、ネイル用の除光液。
昨日、オマケで頂いた版木と、マスキングテープ。
以前、消しゴムハンコを作る時に余った、
レーザープリンターで印刷した図案。

転写する下絵を、レーザープリンターで出力する理由

 この転写方法を行う時には、必ずレーザープリンターで印刷した物を使用します。

 レーザープリンターとは、トナーを利用して印刷する物で、このトナーを除光液で剥がして下絵に写す方法なので、下絵はレーザープリンターで出力する必要が有ります。

 トナーについて、解り易く紹介されているHPが有りましたので、紹介致します…。

『OAランド』様のHPより
 コピー機・複合機のトナーとは何なんですか?
 
トナーとは?
 
トナーとは、オフィスにある業務用のコピー複合機で使用する上で必ず必要になる粉のような消耗品のこと。

 細かく言うと、粉ではなく帯電性を持ったミクロサイズの色粒子で、静電気を利用して紙に転写させ、熱によって定着させることで印刷をしている。

コピー複合機やプリンターなど、レーザーの熱を使い、静電転写方式で印刷するタイプは、ほとんどこのトナーが採用されている。

 上記の様に、レーザープリンターで出力した時に使用したトナー(微粒子)を、除光液で剥がして転写する…と言う方法が、この転写方法です。

 なので、レーザープリンターで出力する事は必須です。


①マスキングテープで元の絵がズレない様に固定する。

 下絵がズレない様にマスキングテープで固定します。

 この時、粘着力が強めのマスキングテープを使うとズレないのでお勧めです。


②除光液を浸したティッシュで上から抑え、トナーを剥がし、転写する。

除光液を染み込ませたテッシュで上から抑える。
暫く抑えた後、テッシュを外した様子…。
除光液自体は、しっかり染み込んでいる様に見えますが…
いざ剥がしてみると、
トナーは完全に転写されてはいませんでした…。
もう一度、トナーの残りを転写する為、
上から抑える。
実際は上記の工程を2~3回程繰り返した結果、
綺麗に転写する事が出来ました…。
更に拡大した様子。
よく見ると、完璧には転写されていません…。
転写する元になったコピー用紙に、
トナーが少し残ってしまいました…。
今後、更に改良が必要な様です。

 今回、転写実験で、なるべく除光液を多く使い、強く押さえつける事が重要だと言う事が解りました。
 この点を注意して、次回から転写をしたいと思います…。

③転写し終わったら、除光液が渇くまで暫く触らない様にする。

 画像は有りませんが、この暫く乾かすと言う事がかなり大切です。

 消しゴムはんこ程では無いとは思いますが、乾いていない状況で転写面を触ると、定着していないトナーが剥がれてしまうので注意が必要です。


 以上が、版木にトナーを転写する実験の備忘録です。

 これから、今後作る作品について考えを纏める作業等を行いながら、彫刻刀等を入手し、更に実験を続けながら作品を作って行こうと思います…。


 

 

 




2024/03/05/0917~1230
最近はただの日記になっていますが、自分自身と作りたい作品について更に突き詰めて行きたいので、この作業を暫く続けて行きたいと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございます。 作品製作をしているので、サポートいただけたら創作活動に関する費用にしたいと思います。