(2023/03/18/土)絵の描かれた弥生土器
本日の写真 絵の描かれた弥生土器
記号が刻まれた壺(部分)
宮崎市佐土原町下那珂遺跡出土
他1点
こちらは、絵が線刻された弥生土器です。
写真が上手く撮影出来ていない為、ラベルが見切れていますが、どちらも壺の様です。
実物は、手作り感がある焼き物の肌に、勢いよく深めに線が刻まれており、いい味が出ている素焼きの土器です。
この様な土器は各地で多く出土している様ですし、私自身も重要文化財になっている物を直接見に行ったりするのですが、どれも生き生きと線が書かれていて、インパクトが有ります。
この様な様々な模様の意味は、現在忘れられていて、謎の模様になっております。
この様な模様を見ていて、とある展示を思い出しました。
堺市博物館に行った時に見た、古墳時代に刻まれたマーク
以前、たまたま近くに立ち寄った為、大阪の堺市博物館に行った事が有るのですが、その時、古墳で出土した筒型埴輪の現物等が多く展示されていたのを思い出しました。
それらの円筒埴輪は、綺麗に均された表面にそれぞれ単純な模様が勢い良く描かれていました。
それらが何を表しているものなのか、何らかの学説が出ていないか等の情報を知りたかったので、学芸員の方に質問致しました。
その時はたしか、『おそらくこれらの土器を作る時にチームで作られていて、そのチームの刻印か、作った責任者の刻印と現在では言われているが、模様の正確な意味については判らない』との回答を頂いたと記憶しております。
又、その時に見た刻印の中に、ルーン文字の『↑(テュール)』と同じ模様が彫られた物も有ったと思います。
(だいぶ前なので写真が残っておりませんが、確か、県内の博物館に複製品が有った様な…又調べてみます。)
これら、過去の遺物に刻まれた絵も私は好きなので、これからもnote等で忘却禄もかねて発表して行きたいと思います。
……
…
毎回どこの博物館に行っても、質問をしてしまうので、解説して頂く学芸員の方々には大変感謝しております。
2023/03/18/1600~1641
最後まで読んでいただきありがとうございます。 作品製作をしているので、サポートいただけたら創作活動に関する費用にしたいと思います。