ぼっちも生きやすい時代になりつつあるんじゃね？

「同期とのつながりを大切にしましょう」

この言葉を入社直後の研修で聞いたとき、正直息苦しくなった。そしてその後も何度かくり返しその言葉を聞くことになったが、誰一人その理由を説明しない。皆が当然理解しているであろう前提で語られるのだ。そしてこれに疑問を持つ人に私は入社以来出会ったことがない(心の中では考えて口には出していないたけかもしれないけど)。

恐らくこの考えは多くの人が経験しているであろう長い学生生活から派生しているものだと私は思う。友達100人できるかな、とか皆で仲良くしましょう、とか友達が多いことを善とする世界にて子どもたちは長い年月身を置く。

そして大人になってもその考えが引き継がれるのだ。だから私のような友達が決して多くない人種は学生生活を終え、社会人になったとしても友達を多く作らないといけないプレッシャーに苛むことになるのだ。

まあ、この前久々にお会いした高校生時代の恩師曰く、最近の学生はクラスメイトの名前すら覚えないほど関係が希薄らしい。それに某バンド作品が支持されるように「ぼっち」が以前より市民権を得られやすくなってる気がする。

うん、未来は明るいよね、きっと。