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会社を退職してワーホリをする前に覚悟しておいてほしいこと

お久しぶりです。
今日は会社を辞めてワーホリに来たいと考えている方向けに、同じ状況を経験してみた感想、私の考えをお伝えしようと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです!

【結論】社会人を辞めてワーホリするには強い覚悟が必要

現在海外生活3か月ほどですが、その生活を踏まえ、社会人を辞めてワーホリをするには揺るがない覚悟や信念が必要だなと強く感じはじめています。

わたしがワーホリ海外生活するうえで、事前に考えておくとその後のワーホリ生活で少しは迷いが減るかなと思ったことをいくつか書かせていただきます。

①なぜ海外に行きたいのか・ワーホリなのかをはっきりさせているか?

これはまず1つ意識すべきポイントだと思います。
海外に行きたいと考えたときに、「自分はなぜ海外生活をしたいと思っているのか(何が経験したくて海外に行きたいのか)」を自分なりにまとめることをおすすめします。

一言に海外生活がしたいといっても、シンプルに「英語が上達したいから英語圏に身を置きたい」という人もいれば、「海外で就業する経験をしたい」という人もいると思います。

この、「学びたいだけなのか働きたいのか」は海外生活で大きな違いになると個人的に思っていますので、自身が何を経験したくて海外生活をしたいのかは、事前にはっきりしておくとよいかなと思います。

そのうえで、海外生活を「留学(純粋に学校に行くだけ)にするのか、ワーホリ(就業メイン)で過ごすのか」も合わせて考えるとより自分の考えがまとまると思います。

②日本で得ていた待遇や暮らしやすさがなくなる覚悟ができている?

もしもあなたが社会人を辞めてワーホリで海外での就業をしたいと考えている場合、「日本で得ていた待遇や暮らしやすさからかけ離れた生活をしなければならない覚悟」があるかを今一度考えてみてほしいです。

ここが個人的にとても私はきつかったです。

日本での社会人時代は上場企業で働いていました。
正直な話、お給料も大学の同級生たちの中ではかなりもらえていたなという感覚だったので、お金や待遇面での苦労はあまりなく暮らせていました。

しかし、海外でワーホリをするということは、あたりまえですが日本でどれだけ良いキャリアを持っていたとしても全く意味はない(使えないことが多い)です。
また、海外での就業といっても、いわゆるアルバイトがメインになるので、自分よりも何歳も年下の方々と飲食店で働くことが普通の世界です。

日本で会社に就職!転職!となるとたいていの場合企業からスカウトが来たり、エージェントが面接を組んでくれたりしますが、
こちらでの職探し(アルバイトの場合)は、英語で履歴書を作り配り歩いたり、面接やトライアルに行くなど泥臭く自分の足で職を探さなければなりません。(ワーホリ入国が増えて就職難な今のオーストラリアは特にです)

そして私の場合は、決して流暢とは言えない英会話スキルなので、毎日バイトに入りたい!と希望を出したところで、英語を話せる日本人留学生や現地のネイティブの子たちが優先してシフトに入れられるため、就業の機会も逃すことが度々起こります。(あくまで私の勤務先の話ですが)

時給面に関しては日本の社会人時代よりも圧倒的に高いです。
ただ、毎日就業できるのか?
ここはどうしてもアルバイトの世界なので不定期なことが多いです。
そのため、「時給高い!日本にいたときよりもずっと稼げる!」と考えて来ても思い通りにならないことが多いことを知っておいていただきたいと思います。

③海外で暮らすにはさまざまな手続きも必要になる

海外で就業する場合、現地の税金や年金もおさめる必要があります。
就業先で手続きをサポートしてくれる場合もありますが、日本にいたときに会社が担ってくれていた確定申告などは基本的に自分でやらなければいけないことが多いです。

また、海外での家探しも日本よりもやりにくいことが多いため、「海外で暮らしたい!」と一言に言っても、そこに付随してついてくる膨大なやらなければいけないことを自分はやりきれるか?
ここまで覚悟をしておく必要があるなと感じました。

④でもつらいことばっかりじゃない!

長々とワーホリの愚痴のようなことを書いてしまい、ネガキャンのように聞こえてしまった方、ご気分を害してごめんなさい。
ただ、書いたことはすべて私が実際に経験して感じたことなので、みなさんが憧れの海外生活を生き生きと楽しむために、ぜひ参考にしてほしいと思っています。

でも、海外生活辛いことだけではありません!(あたりまえか)

わたしはオーストラリアに来る前、
「何となく海外生活にあこがれがある」
「英語圏で生活をして英語得意になりたい!」
「自分の今後のキャリアを見直す期間にしたい」

そんな程度しか考えておらず、浅い考えでワーホリに来ました。

その結果、日本での暮らしとのギャップに打ちのめされました。

ただ、ワーホリに来たこと、1つも後悔していません!!!

もともと、オーストラリアに来たきっかけは
日本での社会人生活が快適すぎることに危機感を覚えたからです。
(詳しくはまた別記事にします)

誰の助けもない場所で1人で苦労し、とことん折られる経験をしたい、その中で今後自分がありたい姿が何なのかを考えるヒントが欲しいという気持ちが根底にあったからこそ、折られる経験をたくさんできたのは本当に良かったと思っています。

そして、苦労はのちのちの遺産や自分の人間としての深みに変わっていくと私は思っているので、ここで経験できたことは1つも無駄ではなかったと思います。

また、ワーホリに来ている日本人の方々はみんな本当に素敵な人ばかりでした。

まず、オーストラリアに来ると1人で決断している時点で、皆さん何かしらの実現したいことを持って現地に来ている人が多く、自分の芯がある人が本当に多いなと思いました。

日本だと、極端な話、実家暮らしで働かずに苦労せず生きていくことだってできます。しかし、海外はそうはいかないです。

最低限の情報収集能力や自分で動く力がないとそもそも生活することが難しいので、自分の先を見据えて行動していたり、素敵な考えを持ち自立している人が大半でした。

日本に住んでいたころは他人の幸せには無関心(ひどい)だったのですが、
オーストラリアで出会えた友人には、心から幸せになってほしいと思っています。そして日本に帰ってからもずっと大事にしたい存在だと思いました。

そのような人々に短い期間の中でたくさん会えたこと、これはワーホリに来たからできた貴重な経験だと思います。

長くなりましたが、まとめると
ワーホリは素敵な一面もあり、想像以上に辛いこともたくさんあります。

ただ、海外で1人で頑張る!と決めて現地に来た時点で、それはとても良い経験に変わるし、自分の価値観や視野が本当に広がると思います。

嬉しいことは素直に喜び、辛いことは自分の糧として受け入れる、この気持ちを持ってワーホリ、海外留学をぜひ楽しんでいただければと思います。

長くなりました。また次回の記事で!