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双子座の新月(必要な知らせ)

双子座

ギリシャ神話

サルバトール・ダリ レダ・アトミカ 1949年

カストルとポルックスの産みの母はレダ、父はゼウスです。
レダは白鳥に姿を変えたゼウスとの間に、
双子の兄弟 カストルとポルックス
双子の姉妹 クリュタイムネーストラーとヘレネー
を授かります。
カストルとポルックスが、星座になったのが「双子座」です。

ダリの「レダ・アトミカ」は、最愛の人ガラがモデルです。シュールレアリズムの巨匠が描くレダは、不思議な空間にあって、風のサインの双子座っぽい雰囲気がありますね。

双子座の月


双子座は、牡羊座から3番目のサインで、
コミュニケーションをとり、発見したことを言葉にしていきます。
そして、双子座は変化しやすく社交的なエネルギーをもちます。

受容性が高い月は、常に受身の状態であり
双子座のエネルギーは、月にとって扱いが少し難しいといえます。
とにかく、移り気で一箇所に留まらない双子座の世界。
常に動き続け、新たな可能性と経験を捜し求めていきます。

そんなめまぐるしい双子座の世界の中で、月は、
瞬間的であっても触れ合った物事(二つの物事)の中から
共通するテーマをや繋がりを発見します。

その触れ合ったことというのは、
・私とあなた
・私と場所
・私と本
・私とインターネット
という風に、あらゆるものが当てはまります。

新しいアイディアや情報が提示されたとき、それらと瞬時に繋がり、
繋がりは、即時にエネルギーとなります。
双子座の中では、情報と繋がることでエネルギーが生まれ易く
それによって「情報に踊らされる」ということも起こりやすいと言えます。

新月は6ハウス、健康や実務のハウスにあります。
双子座の支配星である水星は逆行して1つ手前の牡牛座に戻っています。
新月とは今回はアスペクトを作っていませんが、新月がある双子座の支配星である水星の動きの影響は強く受けていると思います。
水星の逆行は6月3日まで続くのですが、水星本来の役割と、双子座の意匠と牡牛座の意匠の影響をうけています。
水星は情報を、双子座は二つの間を取り持つこと、牡牛座は自分の感性にかかわること、これらが「水星の逆行」によって、探究することの振り返りや思い出しに関係しています。そのため、前に進めようとすると、黄色信号がともったり、普段使っている機械の故障・トラブルという形で見える化されている人もいるかもしれません。

牡牛座の水星と水瓶座の土星(不動宮のスクエア)
牡牛座の水星と山羊座の冥王星(地の星座のトライン)
もアスペクトを作っているので、水星の働きがされに強調される配置になっています。

双子座の新月に加え、双子座の支配星水星がつくるアスペクトは、様々な情報をつかんでいくところにあって自分らしさも見極めています。不動宮のスクエアと地のサインのトラインという熱い配置の元にあって、自分が必要な情報を率先してつかみ、新しいことへの挑戦を進めていきます。

5月の新月と満月は、蝕(日蝕と月蝕)が関わっていました。今回の双子座の新月は、その蝕のシーズン明けの、より新しい第一歩となる新月とも言えます。
双子座の新月がある6ハウスからも、より自分に必要な情報を集め、その情報が自分の気持ちに本当に沿っているかどうか、しっかりと足を止めて確認する。
そんな雰囲気を持っています。


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