見出し画像

牡牛座の新月

5月20日 牡牛座の新月です

パオロ・ヴェロネーゼ 「エウロパの誘拐」1578年頃 ドゥカーレ宮殿

牡牛座

牡牛座とギリシャ神話

牡牛座の牛は、ゼウスが変身した姿です。
エウロペという大変美しいニンフがいました。一目で気に入ったゼウスは、自身を白い雄牛の姿に変えて侍女たちと一緒に花を摘んでいたエウロペの元に近づきました。彼女が雄牛の乗ってみると、突然ものすごい速度で牛が駆け出しエウロペは必死にしがみつきます
やがて、クレタ島に着くと、ゼウスは変身をときエウロペに求婚します。そこでゼウスとの間に3人の子をもうける というお話です。ヨーロッパという地名は、彼女の名前(Europa)からきています

牡牛座の月

五感と実感、所有と同化
牡牛座では、五感をフル活用したり身体が喜ぶことをするのが良いです。
五感が使えるということは、実体を感じることであり、
実体が感じられるということは、存在を確かなものと認識することに繋がります。

そのため、牡牛座の意匠が良い方向に現れると
「信頼、永続的、忠実、寛大」
というキーワードにつながっていきます。

体が喜ぶことを自分に施してあげることが、やがて自己信頼へと通じていきます。

そんな牡牛座のテーマは
「人生で必要なものは全て持っている」
牡牛座は所有のサインで、肉体をはじめとする「全ての必要が満たされている状態」を目指します。
物質主義への執着を切り離し、自由になることを示します。
すべて手に入れることで、執着を切るというのが牡牛座のテーマとも言えます。
ある意味「足るを知る」ことにも通じる考えです。
自己信頼ができていれば「自分にとって必要なものを全て持っている」
ということもすんなりと受け入れられますよね。

牡牛座の新月の元で五感が上手く使えない場合、
例えば不安感が強いといった場合には
五感を満たすことができず、存在を感じることができません。
それでも頭では「存在があるハズ」と考えます。

やがてそれは、感じられていもいない存在を感じているという思い込みや頑固さへとつながり、小さな存在すらも独占しかりそめの存在に溺れてしまう
「頑固、怠惰、独占、耽溺」
という形で現れてしまうのです。
そして、それらすらも「すべて必要なもの」と誤認してしまうのです。

このように、牡牛座の新月は、頭で考えることよりも、
実際に肌で感じる感覚が「正しい」と認識することができる時期です。

新月図をみてみます。


新月がある牡牛座には、
木星、水星、天王星、太陽、月
と5天体が集まっています。

新月は、蟹座火星とセクスタイル、魚座海王星ともセクタイル
蟹座火星と水瓶座冥王星のオポジションにアスペクトをつくっています
火星は魚座海王星とトライン
そして、火星と冥王星は木星を頂点にしたTスクエア

と、熱い天体が複雑に絡むアスペクトが形成されています。

5月17日に牡牛座に入った木星、その牡牛座の終わりでの新月


Tスクエアも小三角も頂点は牡牛座の天体。
牡牛座のテーマである「所有する」という概念が
特に強調されているようです。
金銭、財産、宝物、しがらみ、全部所有したいのかな。
I have 
手にしたものはつかんでおきたい、けれど、
つかむ手には限りがあることもまた事実です

全部持っていたい希望を叶える希望にも思える木星です。
だけど、単純に欲しいものが渡されるのとはちょっと違うような。。。。


新月のメッセージよりも、ハードアスペクトに目がいってしまう
牡牛座の新月です。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?