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SNSブロック中です

SNSについて、「これからはコミュニケーションとしてどんどん活用すべきだ」なんて豪語していたが、少しSNS断ちをしてみようと思う。

「ブロック中」とは、相手からの投稿やコメントをブロックしている訳ではなく、私自身が携帯の中で見れないよう自分自身をブロックしているという意味。

今回対象とするSNSとはinstagram, twitter, Facebookだ。(LineとNoteは含まない)

SNSを絶ってみようと考えた理由

1.見たくない情報が入ってくるのを防ぎたかった

いいことも悪いことも、毎日たくさんの報告やキラキラ画像がSNSに飛び交っている。芸能人でもないのに毎日目にする「ご報告」。自分に余裕がある時なら素直に受け止めて、祝福もしたくなるけれど、余裕が無い時は何ともキツい。

「転職できました」「試験に合格しました」「イベント参加してきました」「結婚しました」「子供が生まれました」

いいと思うんだよ、みんな好きに呟いて、好きに写真乗っければいいんだけど、、受けとめる時がつらい時だってある。

SNSが普及する前から、例えば自分が好きな人と別れた時に、友人の惚気話を聞かされるのは辛いものがあった。対面だったから内心引きつりながら笑顔で聞いてたっけ。

対面だと知っている人としかそんな状況にならないけど、SNSって全く知らない人とも繋がっているじゃん。知らない人なのに、対面でのろけ話を聞かされているような気分になり、心の中は引きつりまくりだ。

何を投稿するかは自由、でも何を見るかも自由なはず。

私のキャパはミジンコ並みなので、すぐにオーバーしてしまう。キャパを広げられるほどできた人間ではないので、さっさと逃げてしまおうと気づいた。

2.SNSで得た情報の処理に頭を使いすぎている

情報社会の現代、気になることをネットで調べただけで、とんでもない数の情報が得られ、何が正解かわからない。

自分で意識的にしらべても、情報が多すぎて、処理に時間がかかる。
ましてや、SNSの情報量と統一感のなさといったらとんでもない。なんとなく見ている間に、個人や企業の脈絡のない情報が目に飛び込んでくる。

友人の子育て記録、海外旅行の写真、芸能人の料理録、企業の商品告、、、自分がどこにいて、何を知りたくて、誰と知り合いだったのか、わからなくなる。

さーっと無意識で流しているように思えて、頭の中はかなり情報処理に力を使っている。しかもネガティブ本能のせいで、自分にとって悪いニュースの方が自然と頭に残りやすい。

時間潰しのためやっているはずが、疲労が募り、下手に落ち込むとなると、本末転倒もいいことろだろう。

3.SNSを開くと、次から次にAppを開き、結果何時間もスマホから離れられなくなっていた

今まで手持ち無沙汰になるとスマホをいじっていた。

電車の中、エレベーターの中、待ち時間、寝る前、テレビがつまらない時、仕事の合間、隣の人との会話が面倒な時、、、

目的もなくスマホを開く時は大体SNSを見ている。現代は常にスマホが近くにあるから、何か作業をするたびに開くのが癖になっていた。

しかし、そんなに頻回に開いても、SNSだって大して更新されているわけではない。

インスタの前回見たところまで遡ったら、次は友人のSNSや、友人の友人のSNSを探索して、見飽きたら次はTwitterに移って。。。

Twitter,Facebookでも同じことをしたら、最後はYou tubeで特に意味もない無音の大食い動画を見ている。気付いた時には、時間は経っているし、目は疲れているし、肩と首はガチガチになっている。

この連鎖を引き起こすSNSをやめれば、少しスマホから離れられるかもしれない。

SNSをブロックしてみた結果

1.スマホの閲覧時間が減った

今まで時間潰しに意味もなく開いていたアプリがないと、携帯を開く必要性がなくなった。いつもの癖で携帯を開いても、「ブロック中」とかかれた文字をみると、「あ、見るコンテンツない」となる。

恐ろしい連鎖の発端であるSNSをやめることで、自然と暇潰しの携帯時間は減ったのだ。

2.SNS以外の眠ったアプリ、特に勉強アプリを開くようになった

SNSを触らなくなったことで、携帯に入っている眠ったアプリを掘り起こしてきた。今まではスマホを開く場合、タップするアプリの場所が決まっていたので、他にどんなアプリが携帯に入っているのかすっかり忘れていた。

勉強しようとして意気込んでダウンロードした、語学勉強アプリの数々が綺麗にBOXにまとめられたまま眠っていると気づき、今までSNSを眺めていた移動時間や、自宅での時間などは勉強アプリを開くようにした。

3.本を読む時間が増えた

SNSの情報がほとんど頭に残っていないと気づいたおかげで、SNS上の文章、特に長文は全く覚えていないと気づいた。スマホ画面を通しての透過光は文章を詳しく読んだり、分析するのに向いていない。特に私は紙で育った世代なので、印字された文字の方が読みやすい。

スマホの中の分は、読み手の脱落を防ぐために文字数を少なく、簡易にしているのだろうが、そのぶん内容も浅くなる。特にSNSなんて表面のうっすいところしか表現されていない。

お金を出して買い、重い本を持っていると、「ちゃんと読まなきゃ」というプレッシャーに駆られる。確かに読書も疲れるけど、スマホの簡単読みやすい文章と違い、著者が長い時間をかけて文章を書き、編集者が推敲して完成された文章なだけあり、内容も表現も比べ物にならない。

スマホで読む文章全てが浅い訳ではないけれど、SNSから、スマホから離れることで、より本の素晴らしさに気づいた。

結論

正直、SNSを見なくてもやっていける。

確かに現代の有効なコミュニケーションツールだと思う。しかし四六時中繋がっている必要はない。

私はブロックして最初の5日間は全く見なかった。その後は時間を決めて、朝、昼、夜に1回づつSNSを開くようにした。ダイレクトメールやコメントがあっても、1日3回で十分対応できた。

そして、久しぶりに開くと、「なんでこんなアカウントフォローしてたんだっけ?」と思うものがいっぱいあった。大量の未読のストーリ達を見るのが面倒になって、直接交流がない人たち、特に芸能人や友達の友達、お勧めで何となくフォローしたアカウントは全て外した。

なんだか気持ちがすっきりした。

これからは自分に必要な人、自分が大切にしたい人とつながる時間だけ大切にしたい。

それは対面でもSNSでも一緒だ。



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