お洒落な店内で、ガッツリと肉!
Meat&Wine BEYOND (葛西)
今回もランチをご紹介。
葛西での仕事帰りに立ち寄った初見のお店『CAFE & DINING BEYOND』は東西線の高架下にある。店頭に掲げられたメニューには心動かされるけれど、ちょっと入りづらい。
店構えはこんな感じ。
右側のちょっと奥まったスペースから店内に入ります。入口の扉はこの写真では映っていません。
どうするか迷って一度は通り過ぎたけれど、思い直してここに入る。
結果は大正解!
この記事を書くためにお店のHPを調べたらその理由も判明した。あえてこのデザインを採用したところに、お客への心配りと店を大切にする思いが感じられる。
少し入りづらい雰囲気にはなっていますが、店内で座った時に、車のヘッドライトや外の光が入りすぎて、お食事の雰囲気を壊したくないという想い
店内は昼前だったせいもあり、左手奥にママ友?と思われる三人の女性がランチを楽しんでいるだけ。
落ち着いた内装に抑えた音量で流れるオールディーズが心地いい。
店頭で惹かれたメニューを頼み、 世界推理短編傑作集2を取り出した。
前回触れた、あの紳士が登場する話を読み始めた。ホームズに並ぶほど有名と言っても過言ではない、怪盗紳士アルセーヌ・リュパンだ。
本作に収められた「赤い絹の肩かけ/モーリス・ルブラン」では、おなじみの表記ルパンではなく、リュパンと記されている。
ガニマール警部をおびき出す冒頭から、ある事件の推理と依頼、そして華麗に逃げおおせる場面などスピーディーな展開にワクワクしてしまう。
夢中になって読んでいると料理が出された。
極厚ジンジャーポーク200g 自家製フォカッチャ付き🎵
匂いがお届けできないのが残念なほど、食欲を誘う香りが漂っている。
名前負けせず、15~20mmほどもあるポークステーキは、豚特有の弾力と歯応えを残しながらも硬いとは感じさせない。
生姜の利いたタレで炒められた玉ねぎも甘味があって、肉との相性も抜群。
ライスも選べるけれど、パン類が好きなのでフォカッチャを選んだ。これも軽くトーストしてあって生地の甘みがほんのり感じられ、美味しい。
そうそう、付け合わせのキャロットラペも柑橘系の味付けでかなり好き。
写真を撮るのは初めだけで、食べることに専念するのはいつものこと。
後から入ってきた会社員の男性は、特製手ごねハンバーグをオーダーしてあっという間に出ていった。
向こうのママ友さんたちは白ワインを飲んでいる。
そう、このお店は肉料理とワインに力を入れているのだ。
店内にもTボーンステーキのポスターが張られている。
でも、心惹かれたのはこちら!
何じゃ、こりゃっ! 絶対うまいヤツじゃん
ランチではやっていないみたいなんだよなぁ。
葛西の仕事が遅くなった時に一人呑みで来てみるか、と思案中。
リュパンの方は、ガニマール警部に花を持たせるのかと思わせつつ、そこはやはり怪盗。自ら狙った獲物のために警部を上手く利用して、最後は颯爽と消えていく……やっぱ好きだわ、リュパン。
――美味しいものと文庫本⑥――
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実は私もミステリーを書いています。
謎解きIQ付き短編ミステリー集「謎と共に去りぬ」を公開中。
懐かしい「IQサプリ」や人気の「ナゾトレ」みたいな謎を、御曹司探偵・武者小路耕助がちゃちゃっと解いていきます。
ちょっと憎めない先輩をフォローしていくのが助手の鈴木くん。物語は彼目線で進んでいきます。ぜひ、ご一読を!
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