【みんな知らない】他人と比較して凹む癖がある人にありがちなこと
そんな風に自分と他人を比較してヘコんでしまうことって少なくないと思います。
自分と他人を比べちゃうのは、人が社会的な生き物だから仕方ない部分はあります。とはいえ、それがずっと続くと劣等感を感じ続けることになります。そうやって生きていくのはつらいですよね。
実は、僕がこれまで多くの人を見てきて、他人と比較してへこむ癖がある人には「こんなことがありがちだなぁ」という傾向があることに気づきました。なので今回はその傾向ってなんなのかについて解説します。
もしあなたも他人と自分を比べて凹むことを減らしていきたい思うなら、ぜひ最後までお付き合いください。
それでは、いきましょう!
①「自分には何かが欠けている」
さっそく結論ですが、他人と自分を比べて凹みやすい人には「自分には何かが欠けている」という感覚を常に持っている傾向があります。これは明確に言葉にできる場合もあれば、そうじゃない場合も多いと思います。
例えば「周りの人はどんどん結婚してるのに私は結婚できてない、それは私が女性として何かが欠けているからだ」とか、
「隣の家に住んでいる旦那さんは大きな家を建てて頻繁に家族と旅行に行けるくらいの稼ぎがある、でも自分はそんな収入はない、それは自分が社会人として何かが欠けてるからだ」とか。
こんな風に僕たち人間が他の人と自分を比べてしまう心の奥底には自分には何かが欠けてるっていう感覚があるんじゃないかと思うんですよね。
何でこの何かが欠けているっていう感覚を持ってしまうのかって言うと、それは社会が「大人はこうあるべきなんだ!」という理想像をバンバン提示してくるからなんじゃないかなと思います。
例えば、周りの人が結婚しているのに自分が結婚できていないから凹むっていうのは、僕たちが今いる社会が「結婚して子供を産んでいることが幸せで、逆にそうできないのは自分が異性から選ばれていない、つまり何かが欠けている」っていうプレッシャーをかけてきますよね。
隣の家の旦那さんより自分が収入が低くて凹むっていうのは、僕たちの心のどこかには社会から広い家に住んで豪華な料理が食べられて頻繁に旅行に行けるみたいな生活になれることか社会的な成功なんだことを社会から刷り込まれているわけですよね。
だから現状の自分がそうじゃないと自分には何かが欠けてるんだと思ってしまうのも無理ないと思うんですよ。
それで日本の社会ってのはそういうことを上手く商売につなげていますよね。そのいい例がコンプレックスを売りにした商売ですよね。
例えば結婚相談所だって、ある意味僕たち人間は結婚できないことにコンプレックスを持つ傾向があるからこそ、それ解消するための商売として成り立ってるわけです。
当然結婚相談所としてはいかに結婚することが幸せになることなのか、また結婚できないことのデメリットは何なのかそんなことを打ち出してくるわけです。
だからこそ独身の人が「本当に自分はこのままで大丈夫なのかな…」って不安になるから「結婚相談所にいった方がいいのかも」ってなるわけですよね。
収入に関しても似てるところがあります。お金持ちが美味しいものを食べたり海外旅行に行ったりして楽しんでるところを SNS に上げて、「自分はこんなにもお金があるおかげで人生が謳歌できてる」って打ち出すことも多いじゃないですか。
そういうものを見ると今の自分の生活の平凡で何か足りないような気がする。だから、転職とか副業とか経営とかに関するセミナーとか情報商材がものすごく売れるわけですよね。
誤解しないでほしいのはこういう商売が悪いって言ってるわけではないです。今の社会の中では自分と他人を比較してへこむことでそれがコンプレックスになりやすい環境になっている、だからそれを解決するためのビジネスが広く普及してるんだってことです。
僕たちは当たり前のようにこういう環境の中にいるからなかなか気づかないですけど、自分がと他人を比較してへこむことがあるのはこういう僕らに何かが欠けているっていうことを思わせるような環境にあるからってことなんですよね 。
②自分にとって大切なものをはっきりさせる
じゃあこういう環境の中で、自分には何かが欠けているという感覚を無くして、自分と他人を比べて凹むことをなるべく減らすためにはどうしたらいいかって言うと、自分にとって大切なものをはっきりさせるってことだと思います。
自分と他人を比べるっていうことはたとえ自分がどれだけ変わったとしても際限がないと思うんですよね。
収入に関してもそうですよね。仮に頑張って仕事して隣の家の旦那さんよりも収入が上がって生活水準を上げることができたとしても、今度は自分よりもさらに収入が高い人と自分を比べて凹むことになります。
人と自分を比べている限り自分には何かが欠けているっていう感覚はいつまでも満たされないわけです。だからこそ自分の人生にとって大切なものは何なのかってことをはっきりさせることが大事なんですよ。
なんでかって言うと、自分にとって「これが大切なんだ!」っていうものが分かると、これで自分はオッケーなんだって思えるからです。
たとえば、自分にとって大事なのは家族と健康に暮らすことだって分かったとします。だから自分は収入は家族を養っていければいい、よくよく考えれば大きい家を建てたところで維持費もかかるし、掃除も大変。だから「そんなに大きな家に住むことにこだわらなくていいよね」と思えるわけです。
結婚だってそうです。自分にとって大切なのは、やりたい仕事に打ち込むことだとしますよね。結婚をせずに今まで生きてきたってことは、ある意味自分にとって結婚は自分が生きていく必須条件ではないという可能性だって十分あるわけです。
よくよく考えてみると「私は子育てをしていくよりも、自分のやりたい仕事を存分に楽しんでいく人生の方がいいんだ」ってことが分かったりするものなんですよ。
こうやって自分にとって大切なものが何なのかが分かってくると、今まで社会の中でこれが理想なんだっていうところから生まれた執着を手放すことができるんですよね。こうなると自分にとって何かが欠けているって感覚が薄れるわけです。
これは実際にスタンフォード大学でも調査されていることで、自分にとって大切なものを明らかにすると自分に自信が高まったりとか、自分のことを誇らしく思えるようになるってことが分かってます。
もちろん、自分にとって大切なものが分かった、でもそれがまだ手に入ってないということであれば、それを目標にする生き方をしたらいいと思います。
それは社会の理想像ではなくて、本当のなりたい自分に向かっていっているってことだから、 きっと今までよりも充実感のある生き方になるはずです。
僕は幸せに生きるために必要なのは人生を足し算で考える事じゃなくて引き算で考えることだと思ってます。
あれがなきゃいけないこれがなきゃいけないってことをいかに減らしていくか、そうやって手放していった結果残っていったものが自分にとって本当の大切なものなのでそれを大事にしていく生き方が本当の幸せなんだと思います。ぜひ実践してみてください。
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