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『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』”幻のポスター”などクリエイティブ素材の制作裏話を特別特集!

映画公開に向けての宣伝活動において、作品の第一印象を決める役割を担うポスターやチラシ。シリーズを通してこれらクリエイティブ素材をどのようなコンセプトで制作してきたのかという裏話を特集!今回はなんと第2作だけで全108案があるという『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』”幻のポスター”、そして『伝説の最期編』のチラシ・ポスターとその制作裏話をご紹介します。

前回・前々回ご紹介した、シリーズ1作目『るろうに剣心』、『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』のクリエイティブ素材の制作裏話をまだご覧になっていない方はぜひ合わせてお楽しみください。

■幻のポスター

『京都大火編/伝説の最期編』では多くのポスター案が検討されました。第2作だけでもなんと108案もあるというポスター案。ここでは特別にその”幻のポスター”をいくつかご紹介します!

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クランクインしてからクランクアップまでの6か月間、スチールカメラマンの菊池さんから数週間ごとに届いた現場の写真。届くたびにこれしか写真がないつもりで仕上げるところまで本気で作ります。そしてまた新しい写真が届いたら、「これは一回忘れましょう」と、また1から考え始めます。ここでご紹介しているのはそうして作られた中のごく一部にすぎません。さらにそこからタイトル位置の変更や刀のありなしなどのバリエーションを含めると、その数は300案を超えます。すべてに自信と思い入れがある、いわゆる”ボツ”とはまったく違うものです。

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切り口と売り方によってビジュアルが決められましたが、どれになっていてもおかしくないクオリティのデザイン。何とか少しでも世に出したいという想いで、数ある幻のポスターからファンの皆様に投票いただき、選ばれた下記3枚のビジュアルは『るろうに剣心 最終章』での入場者プレゼントとして配布されました。

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■『伝説の最期編』チラシ(ティザーポスター)

『京都大火編』の公開前に福山雅治さんの出演を解禁するかしないか、最後まで悩んだ結果、公開の5日前に演じるキャラクター名は公表せず、「物語の鍵を握る謎の男」と表現し、剣心と激しく刀を交えている写真を解禁。その後『京都大火編』公開直後に出した、『京都大火編』のラストシーンに出てくる福山さんの脚だけの写真を使った『伝説の最期編』チラシがこちら。新聞の号外のイメージで作られました。

伝説ティザーFINAL (1)

■『伝説の最期編』本ポスター

今までの解禁を受けて最後に登場人物それぞれの感情を表現する写真で構成した本ポスターを作りました。みな顔も汚れていますし、神木隆之介さんは泣いています。今までありそうでなかった、全員目線を外していているという斬新なデザイン。目線が合わなくても、「未来のために。」というコピーで、全員が同じ未来を見ているという強い印象を与えるものとなりました。実はこのポスターで初めて「後編」というワードを使っています。

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◇10年を追いかけたアクションドキュメンタリー「Road To Kenshin」

『るろうに剣心』シリーズの10年間の激闘の日々を追い掛けたアクションドキュメンタリー『Road To Kenshin』が佐藤健さんチャンネルにて全10回配信中!2011年8月2日の第1作目のクランクインをはじめ、佐藤さんが緋村剣心に挑んだ10年間の貴重な映像集をお見逃しなく!


なかなか知ることのできないクリエイティブ制作裏話。今回は前回に続いて『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』での裏話をご紹介しました。いかがでしたでしょうか。

次週はいよいよ『るろうに剣心 最終章 』のクリエイティブ制作裏話をご紹介します。長きにわたる『るろうに剣心』公式noteの投稿もついにラスト!ぜひ、今までの投稿も振り返ってみてはいかがでしょうか。

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