マガジンのカバー画像

『るろうに剣心』シリーズ プロダクション秘話

8
読めばきっとまた見たくなる!『るろうに剣心』『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』『るろうに剣心 The Final/The Beginning』におけるプロダクション秘話を…
運営しているクリエイター

記事一覧

佐藤健さんが『るろうに剣心』シリーズに捧げた10年間の激闘の日々——アクションドキュメンタリー「Road To Kenshin」Vo.2

日本の映画史を変えた『るろうに剣心』。 シリーズを追うごとに進化を遂げてきたそのアクションは、大友啓史監督とアクション監督の谷垣健治さんの手により『最終章 The Final』で極限へと昇華。多くのトレーニングを積み重ね、CGやVFXではなく自らの肉体を駆使し繰り広げられる壮絶アクションに、いま驚きのコメントが続出しています。 撮影にあたって佐藤健さんは「シリーズで一番迫力のあるものにしたいと考えた時、“潔い”アクションシーンにするべきではないかというのが僕の想いでした。洗

佐藤健さんが『るろうに剣心』シリーズに捧げた10年間の激闘の日々——アクションドキュメンタリー「Road To Kenshin」Vol.1

昨年の夏公開からの延期を経て、日本中が待ちわびていた国民的映画シリーズが、感動の完結を迎えます。4月23日(金)より公開された映画『るろうに剣心 最終章 The Final』は、シリーズ最大の興行収入となった映画『るろうに剣心 京都大火編』の週末2日間の興行収入5.1億円を超える、オープニング2日間で興行収入5.35億円、オープニング3日間で興行収入7.45億円を突破。2021年実写映画オープニングNo.1の大ヒットスタートを切りました。そして史上最高のグランド・フィナーレを

明日ついに公開!真のプロフェッショナルたちが今、この時代に届ける感動超大作『るろうに剣心 最終章 The Final』!

■「感情が見えるアクション」——剣心VS縁のクライマックスを劇場で体感! 進化し続けるアクションは、『最終章』でさらに未知の領域に突入していきます。『The Final』での新田真剣佑さん演じる縁は、本編冒頭からいきなりパワフルかつスピーディな中国拳法で、警官たちを次々となぎ倒し、中盤では左之助や神谷道場の道場生を圧倒的な力で粉砕。剣心との1対1でぶつかるクライマックスのバトルでは、吹っ飛ぶ剣心、豪快に破壊されるセットなど、縁のとてつもないパワーを観客は体感することになりま

「るろうに剣心」のすべてがここにある――あの激闘から5年。覚悟を決めて挑んだ“るろ剣”グランド・フィナーレへ!

■「これを撮らなければ本当の意味で終われない」――5年間という準備期間を経て、“るろ剣”チームが再集結! 『るろうに剣心』シリーズは、その記録と記憶に巨大な足跡を残し、名実共に日本のエンターテイメントの頂点に上り詰め、『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』で完結を迎えるはずでした。しかし、製作陣の胸の中にはまだやり残したことがありました。それは、累計発行部数7,200万部を誇る原作「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」(和月伸宏/集英社ジャンプコミックス刊)

新たな伝説がここから始まる――13年の時を経て、「るろうに剣心」が実写化!

■「週刊少年ジャンプ」連載終了から13年の時を経て、ついに実写化が実現! 映画『るろうに剣心』第1作目の公開は2012年。それは、「週刊少年ジャンプ」での連載終了から13年という時を経ての公開でした。当時“なぜ今実写化が企画されたのか?”という質問が多く聞かれましたが、その答えは、極めてシンプルなもの。“ようやく緋村剣心を演じられる役者が現れたから”でした。製作スタッフはもちろん、原作者の和月伸宏先生も、全員が緋村剣心を演じられるのは、後にも先にも佐藤健さんだけだと考えてい

観客の心を鷲掴みに!役者人生を賭けた渾身の“るろ剣”アクション誕生!

■『るろうに剣心』撮影開始!スタッフ全員の心に刻みつけた佐藤健という存在。 2011年8月2日、記念すべき第1作目『るろうに剣心』がついにクランクイン!大友監督の細やかなフォローで、すでに役者たちの役作りは完了しており、撮影が始まると誰もが佐藤健さんに目をみはりました。一つ一つの所作や立ち居振る舞いが計算し尽くされ、どうすれば佐藤健さん本人ではなく、剣心が格好良く見えるのかが、さりげなくしかし一生懸命に研究されていたのです。剣心と抜刀斎の二面性を、同一人物とは思えないほどの

20カ月に及ぶ怒涛の“航海”の始まり――邦画史上最大規模の挑戦『京都大火編/伝説の最期編』。

■1作目の撮影中から決めていた!すべてが前代未聞の挑戦となった2部作『京都大火編/伝説の最期編』 日本映画としては史上最大のスケールで、2部作を一気に撮影するという前代未聞の挑戦が行われた『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』。実は第1作目『るろうに剣心』映画化に当たって、原作ファンの間でも、いちばん人気のあるエピソード“京都編”から始めるべきでは?という考えがありました。1作目で志々雄真実を出すというアイデアもあったのです。しかし、剣心と志々雄との対決は、様々な前提

最後は人間同士のリアルな闘い――日本映画の歴史を変えた『京都大火編/伝説の最期編』のココが凄い!

日本映画の歴史を変えた『るろうに剣心』。その代名詞のひとつの超高速アクションは、『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』でさらに進化を遂げます。前作のアクションを超えるため、そしてその可能性を広げるため、狭い場所、広い場所、高低差など数々のバリエーションが考えつくされ、ロケ場所や美術セットにも様々な工夫がこらされました。しかし、最後の最後は“人間同士”の闘い。『京都大火編/伝説の最期編』では、役者自身がアクションをするという「ドキュメンタリー性」を増し、佐藤健さんをはじめ、