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本のこと

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本にまつわるあれこれ。
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#エッセイ

日記を書くこと、読むことの不思議さ。

残業が長引き、ふだんよりも家に帰るのが遅くなった夜のこと。 鶏肉とピーマンを甘辛く炊いた…

夏樹
11日前
138

書皮と鴨葱。新しい本屋さんへ。

先日購入した「暮らしの手帖」の最新号(第5世紀32号)の中に、"書皮の心意気"と題された特集が…

夏樹
4週間前
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失った煌めきを求める、物語。

題名も作者名もあらすじさえも知っているのに、読んだことのない小説。 ふだんの読書では、国…

夏樹
1か月前
103

ページの上に、ひろがる色彩。

先日も本についての文章を書いたばかりではあるのですが、実は、このごろ思うように本を読むこ…

夏樹
1か月前
138

風が吹き抜けていくような、本への思い

先日、本屋さんで手にして、思わず笑みがこぼれてしまったのが、高山なおみさんの「日々のこと…

夏樹
1か月前
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だから、今日も書いて生きていく

「細部に宿る」 新刊が読める、というだけでもうれしいのに、題名を見て、さらにうれしくなる…

夏樹
3か月前
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和歌の世界に、涼をもとめて。

連日、気がつけば、「暑いなぁ…」ということばがこぼれ落ちてばかりいます。 なにか、涼を感じるものにふれたい。 ただ冷たいだけではなくて、気持ちが凪ぐようなもの、森閑とした空気をまとったものが良いな。 本棚から「新古今和歌集」を取り出して、冬歌を眺めわたします。 上の一首は、高校生のときに古典の教科書のなかで出会って以来、ずっと好きなうた。 凍てついた月の冷たさ、美しさに指先がしびれるような感覚をおぼえました。ことばの連なりを見ていると、今いる場所から離れて、モノクローム

"本が読みたい"と思えるのは、あたりまえのことではないから。

先日、本屋さんに行ったときのこと。 新刊コーナーで、江國香織さんの「読んでばっか」が目に…

夏樹
4か月前
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遠くまで行くために、辞書をふたたび手に取る日

雨の季節が始まりを迎え、「もう今年も半分が終わるなんて、はやいなぁ」と思いながら来月のス…

夏樹
4か月前
109

生活と心と。本との向き合いかた

Kindle端末を購入して、電子書籍でも読書をするようになってから、一年が経ちました。 本は電…

夏樹
4か月前
107

ふつうの一日が、特別な一日になるとき

仕事がお休みの日は前日は、本を読んだり、音楽を聴いたりして、つい夜更かしをしてしまいます…

夏樹
5か月前
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心からの気持ちを、言葉にのせて。

先日、益田ミリさんの「今日の人生3 いつもの場所で」を読んだ感想を記事にしました。 記事を…

夏樹
5か月前
55

「これが良い」を選んで、自分の心を満たしたい。

日々の生活は、ほんとうに選択の繰り返しだ、と思います。 朝は何時におきる? (わたしはおや…

夏樹
6か月前
95