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【アラサー毒親育ち】ここ1年の母との遭遇エピソード

 ↓実家エピソードまとめ

母と会わないように生活圏を変えて3年。
父方祖母の入退院があり、
私は一時的に実家の祖父母宅に居座っている。
心境の変化を感じるので、今年の母遭遇エピソードをまとめてみる。


1階の庭に現れる母


夕方まで籠城した

実家の祖父母宅に、月一程度で帰っていた。
春頃は庭で父にくっついて草むしりをする母に、悩まされた。
1階に逃げ込んだ以上は出られない。
書類を確認しに行ったばっかりに。
あれはまさに籠城だった。

今は暑いので、母は庭に出てこない。
異常な暑さも、たまには役に立つものだ。


目が悪くて、母に気付けない

うっかりと視力の悪さが発動


友人と2人で、実家のカフェに行ったときのこと。
カフェに父が、女性2人を連れてきていた。
父の職場の人かと思って近づいた。

同席者が母と妹だと気付いたのは、
私が声をかけてからだった。
判明した瞬間、慌てて逃げた。

自分の視力の悪さを認め、眼鏡を新調した。
クラクラして眼鏡をかけられない、と言っている場合ではない。

様子を見ていた私の友人は、

「おばあちゃんとお母さん?」

と私に尋ねてきた。

妹は私よりオシャレ好きのはずだ。
どちらがおばあちゃん・お母さんに見えたのか不明だが、
彼女らの違和感を象徴するエピソードとなった。
2人には、明るくてイキイキとした雰囲気がない。

「毒母って異様に綺麗な女性が多い」と聞いたことがある。
だが我が家は「おばあちゃん(?)と間違えられる母」だ。
最高の創作ネタになると思う。


8月、一番かわいい服を着た日に遭遇

いいかい、毒母は娘がとびきりオシャレしているのが嫌いだ。
もちろん自分軸を強めて相手に舐められないのも大切だが、
同時に「厄介そうだ」と視覚からアピールしておくのも有効だ。

イロさんとの対面コーチングに、
一番かわいい服を着ていくことになった。
結婚式参列用のドレスしか思いつかなかった。

パーティードレスで実家に帰る途中で、
車に乗った母と正面からすれ違った。

ドラマのワンシーンか?

一瞬、ものすごく動揺した。
隠れる場所もない。なんでこのタイミングで母とご対面なんだよ。
だけどドレス姿なので、私だと気付かないかもしれない。
私は賭けに出ることにした。
案外、母は鈍いのだ。
娘に興味がないとも言える。


母の車が近づいてくる。
ドレス姿の女を見つけ、母はうわ、と大きく顔を歪めた。
正面からすれ違ったため、表情がよく見えた。
鼻が曲がるほどの汚物を見たかのような顔をして通過した。

※実際に母が私に気付くかどうかは別として、
私の主観が変わってきている。
過剰に怯えなくなったことは、悪いことではない。


母と思わぬ遭遇をしたが、心は晴れやか


娘が自分で着たいものを一生懸命選んだのに、失礼である。

母はオシャレな女性を嫌っている。
町を歩く女学生のブランド鞄を見ただけで、
「気に食わない。ブランド物を持ち歩く人間は性格がおかしい」
と子供に愚痴る人間だ。

母は、身内女性であっても、父を独占されると不機嫌になる。
被害妄想オンパレードの母である。

数年前までは、そんな母の歪んだエピソードだけでも、具合が悪くなった。

今は少しずつ、母の支配する世界から物理的・精神的に離れている。
「あんな表情をしたら人が離れるのに、気付かないなんてかわいそう」
と客観的に捉えられるようになったことも大きい。

あとは私に対する母の執着が、目立たなくなったのも大きい。
世間体を気にして意外と小心者なのだろう。


もちろん猛毒親に関しては注意が必要だが、
「自分の世界を守りつつ、助けたい家族だけ助ける」こともできるかもしれない。

無理をしないこと、自分に嘘をつかないことが前提だ。

自分軸を強くして、母の猛毒に折れない人間になりたい。
会話にならないので母との接触はごめんだけど。

「無理はせず、自分のような人間を助ける」のが私の夢なので、これも試練の1つかもしれない。


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