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私の女性アイドル初恋だった加護ちゃんへ【アラサー毒親育ち、執着を一つ手放す】
ミニモニ全盛期に、私は小学校低学年だった。
加護亜依は、私が初めて好きになった女性アイドルだった。
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わが母がテレビ嫌いだったこともあり、
加護ちゃんの壮絶な人生とスキャンダルを知ったのは、2012年頃。
加護ちゃんの前夫が逮捕された後だった。
幸いにも、加護ちゃんはブログで元気な姿を見せていた。
![](https://assets.st-note.com/img/1693045834580-soMVF84jvY.png?width=1200)
私と加護ちゃんを人生で初めて横に並べて
ドキドキした
もはや世間では10年近く前に表舞台から消えた人だった。
![](https://assets.st-note.com/img/1693045985543-GltHHATvhN.jpg?width=1200)
私の憧れだった女性アイドルが、知らないうちに人生を転がり落ちている。たった1人で、この複雑な感情に収拾がつけられなかった。
加護ちゃんに幸せになってほしくて、
それから数か月は、加護ちゃんのブログを密かに見守っていた。
時々ニュースも見ていたが、忙しくなってやめてしまった。
昨日まで、加護ちゃんに対する複雑な気持ちをそっと奥にしまっていた。
どうしようもなく全盛期のオーラが好きだ。
嫌いになれないけど、素直に応援もできない。
執着は薄れたが、ずっとそんな気持ちがあった。
小学校~20代前半、私が好きな女性アイドルは加護亜依や中森明菜だった
1人で全盛期動画に執着する
当時の私は危うい美少女の雰囲気に、無条件で惹かれていた。
かつての私がハマったもう一人の危うい美少女は、中森明菜だ。
スキャンダルを知っていても、全盛期の美しさは別の話。
頭での理解と惹かれるものが、バラバラだった。
彼女たちのニュースは辛かった
二人とも見事に毒親育ち。
おまけに幸せなニュースが少ない。
ずば抜けてオーラがあるけど、
人一倍頑張らなきゃいけない背景から
あのオーラは作られていたんだろうか?
彼女たちは、どこかで闘う限界を知って道を誤ったのか?
![](https://assets.st-note.com/img/1693046992525-2q7iAuPeuz.jpg)
彼女たちのニュースを知れば知るほど辛かった。
「こっちまで幸薄の道を進みそうだからやめよう」
それでも執着は止められなかった。
私はこの二人を素直な気持ちで応援できないのに。
二人とも好きになったからこそ申し訳なかった。
女性アイドルの消費に強い抵抗があるのは、
彼女たちを好きになったから。
直感で選んだ美しい人が不幸になってしまった。
こんな思いはもうたくさんだ。
私にとって女性芸能人の美しさは、危うくて怖い。
![](https://assets.st-note.com/img/1693047073629-jnZ8QTlbeZ.jpg)
直感でジャッジしなくなった結果
それからは
「『惹かれるオーラがある』と女性アイドルを選ぶのはやめよう」
と自分を抑圧していた。
芸能人のエピソードを探し、
人格の良さでハマるスタイルを数年続けてしまった。
内面が素敵なミューズ的芸能人もたくさんいたが、
自分が外見でどんなタイプに惹かれるのか、わからなくなった。
自他の境界線を昔より引けるようになって、恐怖が減った
![](https://assets.st-note.com/img/1693048098821-7Iu5VZ1VXS.jpg)
加護ちゃんに執着していた頃の自分は
「毒親育ちという属性だけで、他人に自分の願望を重ねていた」。
この頃まだ、
「同じ境遇で育った妹が、家庭内の問題に気付いてくれる」
という期待を捨てられずにいた。
「同じ境遇だから土壇場では助けないと」
「私と同じでかわいそうだから」
「同じような環境で育った姉妹でも、
別の人間、別の人格だ」
と私が見放せたのは3年前のこと。
苦しくて助けてほしかったのは、他ならぬ私なのだ。
同じ毒親育ちで、
大好きだった私の初恋のアイドルに
真人間になってほしかったのは
解毒しようと苦しんでいた私の執着だった。
それも自他の境界が曖昧な。
なんとか燃やしている火が消えてしまいそうな。
![](https://assets.st-note.com/img/1693047893089-j1WxDkWajW.jpg)
加護ちゃんの人生はどうしても多難だ。
でも、彼女もどうしてこうなるのか、考えて気付かないといけない。
加護ちゃんに降りかかる問題は
課題に気付いて乗り越えるために
ずっとやってきていると。
だから
「ふーん、そうか。加護ちゃんの試練が何度も来ているだけか」
と、客観的に眺めておしまい。
彼女のスキャンダルに、もう執着しない。
私は私のことを淡々とやるの。
まだ変わらず、全盛期の彼女のことは好きでいよう。
自分にその許可を出す。
笑顔が愛らしくて
おちゃらけた表情も天才的で
表情や所作から一々目が離せなくて
目、口、鼻全てのパーツが愛らしくて
私が初めて夢中になった女性アイドル。
私が勝手に持っていた彼女への執着から、さようなら。
![](https://assets.st-note.com/img/1693047758843-sLZlzFiae4.jpg)
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