どうなる!?日本の自動車工業!~教材研究してみた②~
1はじめに
こんにちは!
前回に引き続き、日本の自動車工業に関する教材研究を共有していきます。
前回は、
今がダメなら、過去に戻ればいいじゃな~い!
というマリーアントワネットの登場で終わったところでしたね。
(わけが分からない方は前回の記事を読んでみて下さい笑)
前回の記事はこちら↓
2かつて日本の自動車工業は世界一だったのか
前回の調べで、2022年の自動車の販売台数、生産台数ともに世界一ではなかったことが発覚しましたね。
とはいえ、日本が自動車工業で世界一だった時代もあるはず!
過去の資料にさかのぼってみました。
①2016~2018年自動車生産台数の推移
ぱっと目に飛び込んできたのはどれでした?
中国の圧倒的な生産台数ではないでしょうか?
こう見ると、日本も頑張ってはいるのですが、
中国は日本の3倍近くもの自動車を生産していることが分かります。
ということは、日本の生産台数世界一(仮)から2016年までに
かなりの時間が経っていることが予想できます。
では、念のため販売台数も見ておきましょう。
②2015~2017年自動車販売台数の推移
やっぱり中国強かった~!
と同時に、日本はあまり振るわないな…という印象です。
2015年、2016年あたりでは、日本が世界一とはまだ言い難い状況でした。
では、まだまだ過去に戻る…
と言っても、何年くらい戻ってみましょうね…?
そんなときに一つの資料が…!
③世界の自動車生産台数の推移
この折れ線グラフを見る限り、
2008年あたりでは日本は世界一の自動車生産台数を誇っていたのではないかとの仮説が立ちます!
すぐに調べを進めました。
④2008年 自動車生産台数 国別ランキング
やった~~~~~~!!!
世界一の日本!
1999年から2022年までのデータにおいて
日本が世界一の生産台数を誇っていたのは2006~2008年の3年間でした。
1999~2005まではアメリカとしのぎを削り、
2009年からはメキメキと力を伸ばしていた中国が世界一になっていくという形でした。
(さっきの折れ線グラフで分かるやん!というツッコミは無しです。笑)
⑤まとめ
前回のnote記事のことも含めてまとめると、
・2022年トヨタグループは世界一の自動車販売台数を誇る。
・自動車生産台数の国別ランキングで日本が最後に1位をとったのは2008年。
・今は生産台数、販売台数ともに中国が圧倒的な数を誇る。
ということが、ずいぶんと遠回りしながら分かりました。笑
3おわりに
日本って自動車工業国だから安泰!
…という時代はもう過去のものとなってしまったんだなと少し寂しくなる結果でもありました。
しかし、課題が見えたときこそ、子どもたちは未来を考えるのですよね。
そして同時に、長い間世界上位の生産台数であり続けるための人々の努力や工夫に気づいていくのでしょう。
そういう経験や気づきを通して、
”自分の住む世界は素敵なところである”
と思える子どもが増えるといいなと願っているのです。
もちろん、大人になっても。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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