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自己効力感のある子を育てたい③〜小学校教員としてできること〜

1.はじめに

気付けば年度末。今まで私は何をしていたのでしょうと思うくらい、時の流れは速いですね。

今回は前回記事の続き、自己効力感を育てる二つ目の方法、社会参画の機会を与え、自分が関わることで社会が変わることを経験するの解説をしていきます。

下に前回記事もついているので、何のこっちゃと思う人もそのまま読み進めていただいて大丈夫です!

2.自己効力感を育てる方法

(1)結論をさくっと復習

自己効力感を育てる方法は…
①低いハードルを跳ぶ経験をたくさん積むことで、子どもの「できる」気持ちを高める。

②社会参画の機会を与え、自分が関わることで社会が変わることを経験する。

(2)解説

①低いハードルを跳ぶ経験をたくさん積むことで、子どもの「できる」気持ちを高める。

これは前回記事↓で解説しました。

一言で言えば、個人の中で「できる」気持ちを高める方法です。

②社会参画の機会を与え、自分が関わることで社会が変わることを経験する。

続いては、個人内にとどまらず、対社会においても「できる」気持ちを高める方法です。

子どもたちには、社会に出てからも、自分ならやれるぞと思ってほしいと願っています。しかし子どもたちは、成長するにつれて「自分ならできる」という気持ちが下がっていくというデータがあるのです。

それもそのはず、人と比較したり、できないことに直面したりする機会が増えていき、幼少期の万能感が薄れていくからだそうです。

だからこそ、全部できるわけではないけれど、社会に対して自分ができることもあると考えられる力を、小学生のうちから培う必要があると考えています。

「社会」と一括りに言っても、たくさんの場合が考えられます。ここでは、小学生の行動範囲から、大きく分けて二つの社会を考えます。

一つ目は、「小学校という小さな社会」。大人とも関わりますが、なんとなく自分のことを知ってくれている人が多かったり、自分もよく知っている人が多い社会です。

二つ目は、知らない人が多い「学校外の社会」。最終的に、自分は社会に対して何かできることがあるかもと考えるために必要な社会です。しかし、この社会に対して何かしよう、自分なら変えられると思うのは、ハードルが高いことです。

「学校外の社会」に自分が関わろうとするためには、まずは「小学校という小さな社会」で、周りの仲間や大人が変わってくれた経験が必要です。

つまり、社会参画と言っても、「小学校という小さな社会」での成功経験があってこそ、「学校外の社会」に関わることができるようになる。そういう順序を踏むことで、どんな社会でも関わってみようという気持ちが育まれると考えられるのです。

3.おわりに

今回は笑い要素が足りず、いつもより真面目な投稿となってしまったことが反省点です。

でも、みなさんからのスキや、読んだよというメッセージで、自己効力感を育んでいるため、「次は笑いを提供できるように頑張ろう!」と前向きになれています。いつもありがとうございます!

…私は最後の最後に何をしているんだ…?おわりにって何書けばいいんだっけと思いながら終わります。笑

次回は具体的な実践例を書くつもりです!!(これを言わなくちゃでしたね。)

最後までお読みいただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!

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