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親友の結婚式で号泣した話

あの時の気持ちを残しておきたいと思う。
12月の初めの週、親友の結婚式があった。

8月ごろに結婚式が決まって、報告をもらって、
「絶対に友人代表のスピーチして」と言われていた。

14、5年の中で今でも週2、3回は会う
何を話すのかよく聞かれるけど
正直会いすぎて話すことはない
側から見たら気持ち悪いくらい仲のいい友達

そんな友達にこんな大役をお願いされて
嬉しくないはずはない。
受け入れるが、えぇそんな、緊張しちゃうし面白いこと言えないよ、とか言ってしまった。
(可愛げが全くないあの時はごめんね)

そんなことを言いつつ張り切って、
その日からスピーチを考え始めた。

緊張して内容を飛ばすのだけは避けたかったので手紙にしようと決めた。

考えれば考えるほど、伝えたいことはいっぱいあるし、
好きなところはいっぱいあるし、みんなの知らない親友の姿を伝えたいし、、、、、

結局、全て書き終えられたのは式の前日だった。

知り合いの式に何度か行ったことはある。
幸せそうだなと思うだけでまぁ泣くまではいかない。

だけど、親友の式となると話は違ったらしい。

真っ白なドレスに身を包んだ親友を見て、
キレイだと思った、
幸せそうだと思った、
感慨深いと思った、
他にも言葉にはできない感情が入り混じり、幸福感に胸を締め付けられた。

気がつくと挙式中ずっと大粒の涙がポロポロポロポロと流れていた。

いよいよ披露宴、席についた。
席札に親友からのメッセージ、
「家族みたいな存在」「あなたが主役だよ」って書かれてた。
こういう素直で意味わかんないところが好きで今も仲がいいんだと思う。

私だったら恥ずかしくてそんなこと言えないし、どう考えても新郎新婦が主役なんだからこんなこと書かないと思う、、、、、、笑

刻一刻とスピーチの時間は近づいていた。
披露宴はとても楽しかったが、緊張して食事が喉を通らなかった。

歓談中、司会者から次のタイミングで呼びますねと声をかけられた。

多分人生で1番緊張していたと思う。

名前を呼ばれて、前に行った。
まずは自己紹介、おめでとうの挨拶、形式ばったところは余裕だった。
お祝いの場なので、明るく元気に楽しくスピーチしようと思っていた。

「日頃の想いを手紙にして参りましたので…」
という文章から手紙を読み始めようとした。

新婦と目が合った。

次の言葉詰まってでてこない、泣いてしまった
日頃の想いが涙になって溢れ出たのかな、

こうなるともう涙は止まらなかった。
この文章もうまく読めなかった。


周囲の優しい声掛けに大きく深呼吸をし手紙を読み続けた。

参列者の反応は緊張と涙であまり覚えていない。

手紙の中にちょっとのネタ要素も盛り込んだが、
それがウケてたのかさえもうろ覚えだ。
(後から聞いたらウケてたらしい。安心した。)

そんなこんなでスピーチは終わった。


泣きすぎて申し訳ない気持ちと、
おめでとうの気持ちと、
恥ずかしい気持ちと、
安堵の気持ちと、
いろんな気持ちが入り混じっていた。

そんな気持ちの中、
高砂で新郎新婦の間に立ちみんなの前で写真を撮るのは
気恥ずかしかった。

だけど私の人生の中で忘れられない思い出になった。

親友に、新郎に、両家ご親族に、友人に、いろんな方に良かったよと声をかけていただいた。

結果として心配されるくらい泣いてしまったが、
その分気持ちがより伝わったからいいんじゃない?
という前向きな気持ちで勝手に納得している。

一緒に考えてくれた、添削してくれたみんな本当にありがとう!

最後に
まじで最高のだったよ!
世界一可愛かったよ!
あんたが私の親友でいてくれてよかったよ!
ありがとな!
だいすきだぞ!
一生幸せでいろよ!
これからもよろしくな!

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