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40歳になりまして。

ついに、とうとう、いよいよ?40歳になった。
20歳の頃、40歳の自分を想像できただろうか?
わたしは全然想像できなかった。
いつまでも若いままだと思っていた。
フォーエバーヤング。

いざその日を迎えてみると、中身は20歳のままのような気もする。
ときどき小2男子や中2や高校生の自分もいる。
だけど、20代30代の人たちと話していると、自分がずいぶん年上の感覚もある。
なんだか複雑。
でもこれがわたしなんだよなと思ったり。

今日は昨日予約した職場の近くのちいさなイタリアンでひとりランチをした。
自分一人のために予約をしたとき、一瞬なんだか高揚感のような特別な感覚がした。
自分で自分を祝うことができるっていいもんだな。

仕事が終わってから行きつけの古書屋さんに行き、本屋巡りのスタンプラリーをコンプリートした特典の「文庫みくじ」というのを引かせてもらった。
袋に入った文庫をこれだっ!と手に取ると、中には店主さんが物語の中にアンダーラインを引いている箇所があった。
それが“お告げ“という仕組みになっている。

わたしが手に取った袋を開けてみると、池波正太郎の「刺客商売」シリーズだった。
実は数日前から江戸時代を舞台にした小説を読んでみたいな、と思っていたからびっくり。

アンダーラインのところを読んでみると・・・
うん、なんか納得。
すっと言葉が入ってきた。
ご利益ご利益。


40年生きてこられてよかったってしみじみ思う夜。
家族や友人たちにこれまでの「ありがとう」と伝えることができた日だった。
生きているだけで、すごいこと。
それが分かった一日だったな。



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