【140字小説】相違 1 徒然なる相想草@ルリニコク 2024年3月13日 22:09 なぜか腕が痒い。掻きむしると爪の隙間に鋭い痛みが走った。硬く銀色に輝いたそれは指先に少し出血をさせあたりに生臭い不安を漂わせた。一葉つまむ。鱗がきらめく。横殴りの頭痛のなかで私が私でないことを冷たく教えてくれた。昨夜の笑顔を取り消す術を探す。/ルリニコクみみみ▲ルリニコクHPへはこちら▲ ダウンロード copy #小説 #詩 #ショートショート #140字小説 #ルリニコク 1 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート