【140字小説】甦生 2 徒然なる相想草@ルリニコク 2024年3月13日 22:19 消えていた。内臓を掻き分け平穏を焼き尽くす炎。それこそ生だった。つまり、死んでいた。しかし毛並みだけ整えた言葉の山から再び芽吹いた小さな赤は地獄を望遠鏡で覗きながら知らず知らず育っていた。喉が焼け、歯が溶け、炎は皮を突き破って私をまた生かし始める。/ルリニコクみみみ▲ルリニコクHPへはこちら▲ ダウンロード copy #小説 #詩 #ショートショート #140字小説 #ルリニコク 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート