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徒然なる相想草@ルリニコク
2024年3月13日 19:41
わたしを取り巻く土壁の中で開かれた大宴会ああ貴方はここで大きく腰を振って過去をなかったことにする本当は、わたしが受精するはずだったドス黒い貴方の松脂を生肉の目立つ赤子同士が奪い合うイニシアティブを取り合いながら尊大な母性を見せ合って尊大な惰性を身につけていく赤子たちは黒い子羊を産んでその肉をわたしと貴方は美味そうに骨まで喰らうきっと貴方のスキーム通り美しくて幸
2024年4月12日 21:56
枝のような腕がわたしの首をつかみすこし窒息する呼吸が三分の一くらいになって下のほうが疼いてきたころあなたはわたしをただひたすらに力のかぎりわたしは天井をあおいで舌は夜の海のように水気をまして裏がえる星が散るような愛にわたしはさらに窒息する紫色のヴァイオリン/ルリニコクみみみ
2024年3月13日 18:57
シャコンヌは亡き妻のために書かれた。そう言ってあなたは切なそうにあの曲を奏でる。きっとあなたにはバッハの気持ちなどわからない。300年前でも人の気持ちは人の気持ち。イマを唄わないあなたにはわからない。美しさって副産物だと思うの。格好の良さもだわ。耐えきれず飛び出た血の吐瀉物を伸ばしてそれを魂の羽毛で鳴らしてはじめて音楽は成るの。いえ、それだけじゃない。芸術ってきっと