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コミュニケーションのスタイル 対話するリーダシップ #27


あるグローバル企業のアジア太平洋地域のリーダーシッププログラムを担当することにあたって学んでいることをお伝えしてみたいと思います。学んでいること、そこに関する問いをここで共有することでビジネスパーソンの方々のご参考になったらと思っています。

今回は、コミュニケーションのスタイルを取り上げます。

これは、1975年にJohn Helonさんにより提唱されたもので、コミュニケーションの6つのスタイルを指します。大きくは2つに分かれ、さらにそれぞれに3つづつ、計6つになります。介入のモデルとも言われます。大きく分けた2つとは、こちらです。

Directive 指示的な
Facilitatory ファシリテーション的な

大切なのは、どちらが良いという訳ではないことです。その場の状況、コミュニケーションの相手によって、適切なコミュにケーションのスタイルを使うことで、よりご自身らしいリーダーシップを発揮できることが大切です。
さらに分けると、こちらの6つになります。

Directive 指示的な
指示的な(Directive)方向性を与える、指標を与える、指示をする
情報を与える(Informative)背景となる情報・データを伝える、知識・経験を伝える
対立を恐れない(Confurontational)難しいことを伝える、ストレートなフィードバックをする、あえて異なる見方を伝える
Facilitatory ファシリテーション的な
触媒となる(Catalytic)新しい視点を招く、前提を捉え直す
感情を表現する(Cathartic)気持ちを共有する、アクションへの感情的な障害を取り除く
サポートする(Supportive) 強み・よさを認める、促す、支援する


私自身は、ファシリテーション的なスタイルを取ることが多いと思います。様々な変化がある中では、チームのメンバーがそれぞれに感じていることを共有できることが、本質的なソリューションにつながると考えているからです。一方で、方向性をもっと打ち出してほしいというフィードバックを受けることもありました。指示的なスタイルも、もっと柔軟に出すことができればよかったと振り返る時もあります。

今回の問い
ご自身がよく使っているコミュニケーションのスタイルは何でしょうか
いまの状況で、適しているコミュニケーションのスタイルは何でしょうか

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