自分のアイデンティティー

12月上旬。
父と母と旅行した。
両親との旅行なんてきっと
学生の時以来。
留学前の思い出にって、
城崎温泉に連れて行ってもらったのが
最初で最後。

「お墓参りしたほうがいいよ。」
友人に言われた一言が夏から引っかかってた。

父の出身地は徳之島。
簡単にいける場所じゃない。
両親にお墓参りに行こうって言っても全然話が進まず。
10月に実家に帰った時にしつこく話をしたらやっとじゃあ行こうかってなった
徳之島には私がこれまで海外に求めてたものが全てあった。
ゆったりと流れる時間。
人と人とのつながり。
エネルギーが満ちた食べ物。
自然と調和した暮らし。
住んだことはないけれど、
私のDNAには確かに刻み込まれてる何かがあって、
ここの土地からたくさん受け継がせてもらってるなって。

「るりこはそのままでいいち。」
お墓で聞こえてきた声はきっとおばあちゃん。
おばあちゃんは島口を話す人だったから
生きてた頃は何を言ってるのか全然わからなかった。
あれをしたい。
これをしたい。
ああなりたい。
こうなりたい。
いつももっともっと今とは違う何かを求めてる私に
おばあちゃんからのメッセージは刺さった。
「そのままでいい。」
私が何かにつまづいた時
きっと
何度となく思い出す言葉になる。

いろいろなことを理解できるようになったこの年齢で
徳之島に足を踏み入れることができて本当によかった。

何かうまく行ってない人
何か迷ってる人にはぜひ先祖が住んだ土地に足を運んでみてほしい。
絶対応援してくれるから。

いただいたサポートは、教材の購入や点訳費用、活動費に使います、それらを通して得た情報や経験はNoteを通して皆様にお伝えしていきますのでお楽しみに!!