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子連れで楽しめるフェス #森、道、市場

幼い頃、毎年家族で海水浴(小さな自家用ジェットで小さな離島)へ行った蒲郡。中高時代、友人と籠にラジカセ入れて自転車漕いで海辺ではしゃいだ蒲郡。大学時代、元彼と山の頂上から夜景を見た蒲郡。がまごおり。実家の豊川から15分ほど車を走らせた、山と海に囲まれたこの場所で、東京の友人や仕事仲間とばったり会うことがあるなんて。綾野剛と山田孝之が来るなんて。来年あたり菅田将暉も来るのでは? ということで、今年も行ってきました、森、道、市場。

娘もお腹にいる時から、0歳、1歳と毎年参加している。生まれる前から皆勤賞。つまり、このフェスは子連れで楽しめる。

その理由はいくつかあって、まず、チケットが安い。今年は3日間通しで9000円(天下のFUJIROCKは1日20000円)。音楽だけではなく「市場」として買い物も楽しんで欲しいという主催者の思いからこの価格設定らしい。1日3000円なので、「せっかくお金を払っているんだからもとをとらきゃ」という無駄な貧乏性を発揮しないで、ゆったり過ごせる。子どもがぐずっても、予定通りに行かなくても、イライラすることなく、常にハッピー。

次に、アクセス。関東近郊からも割と近い。東京から豊橋まで新幹線で1時間半、豊橋から最寄りの三河大塚まで鈍行電車で10分、会場のラグーナビーチ&ラグナシア蒲郡まで無料のシャトルバスで5分。田舎なので、電車が1時間に2本くらいしかないという難点はあるものの、うまくいけば、2時間弱で到着する。私はいつも前日に実家に帰って、誰かの運転で車で行く。事前予約が必要な駐車場はすぐに埋まってしまうし、会場から離れた場所にあるケースもある。でも毎年、会場目の前のフェスティバルマーケット(商業施設)の駐車場はなぜかがら空き。しかも1日5000円。通常より高い特別価格をなわけだけれど、5人乗りで行けば、一人1000円で電車賃とほぼ変わらない(裏技として、買い物をした時の2時間無料券を貯めておけばタダで停められる)。今年はあまりに利用率が低かったからか、最終日は3500円に値下がりしてた。ラッキー。

そして、開催場所が海辺の遊園地で、乗り物乗り放題(一部チケットがいるものあり)、プール入りたい放題なので、子どもたちも遊びたい放題!我が子も、1歳80cm以下でも乗れるメリーゴーランドや列車に何度も乗った。来年は子どもたちはプールで遊ばせて、私はジェットコースターに乗りたい。

さらに、子連れにおすすめしたいのが、事前予約制のVIPゾーン。我が家は毎年5000円の遊園地サイドのVIPゾーンを予約している。先着順で決まる場所にもよるけれど、荷物も置けるし、屋根がある場所であれば、日よけ雨宿りができるし(なぜか毎年雨が降る)、座ってごはんも食べられるし、子どももゆったりお昼寝できるし、超便利。今年はステージに近い場所だったので、我が子は音楽に合わせてジャンプして踊ったり、ロックを子守唄に眠ったり。

チケットの価格、アクセス、開催場所のオプションも子連れにとっては魅力だけれど、何より森、道、市場自体が、子連れに優しい。というかどんな人も受け止めてくれる懐の深さがあって、子連れが当たり前の風景。

地元開催ということもあり、毎年50代の両親も参加しているけれど、子どもと大人が、それぞれの「好き」や「美味しい」を犠牲にすることなく、それぞれのペースで楽しめる。どんな年代でも、お目当のアーティストがいなくても、フェスファッションじゃなくても(実際に仕事帰りにスーツで参加してた友人もいた)、気合いを入れなくても、誰もが居心地の悪さを感じることなくいられる場所だと思う。ベビーカーの親子から、老夫婦、スーツ姿のサラリーマンまでが楽しんでるフェスってそうそうないのでは?

森道市場の魅力は、音楽だけでなく、食も、物販も、トークも体験も、とにかく「コンテンツ」が充実していること。

1日目のハイライト

2日目のハイライト(主に娘)

3日目のハイライト(主に食べたもの)

サカナクション山口一郎さんの弾き語り、何歳になってもキュンとするCHARAの恋の歌(50代って嘘でしょ)、ドカンと一発!真心ブラザーズ、女神のような坂本美雨さんの心に染み入る美しい歌声、海辺が似合う yogee new waveの心地の良いリズム……10kgの娘を抱っこしておんぶして、体を揺らして、重たかったけど、気持ちよかった!

全国各地から集まる選りすぐりの美味しいごはんとおやつを食べ続けて、クラフトビールやナチュールを飲んで、海辺を散歩して、遊園地で遊んで、作り手と会話しながら買い物をして(器と靴下を購入)、帰宅後はぶっ倒れるように眠った。朝から晩まで子連れで楽しんだ最高の3日間。1週間経った今でも、余韻に浸れる。若干疲れも引きずっているけれど(笑)。

森道市場にはいつも新しい出会いがあって、好きが増えていく。出会ったお店に行ってみたり、食べたものを取り寄せてみたり、何度も音楽を聴いたり。「非日常」の中で感じた“心地よさ”が「日常」にもほんのり溶け込んでくる。

ああ、今年もありがとう!また来年!




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ライター・編集者。出版社で書籍・WEBメディアの企画・編集・執筆、著者の会社でブランドの編集(PRや店舗運営)などを経て、独立。ウルトラ忙しい夫と2歳の娘と3人家族。著書『それでも、母になる 生理がない私に子どもができて考えた家族のこと』(ポプラ社)
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