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#11|ゆっくりゆったり離乳しよう!無理しない"混合離乳食"育児のススメー生後8・9か月編--

こんにちは。ii-mono.eオーガナイザーのいとうです。

今日は、産後2年以内で、悩んだり不安になるママが多いと言われている離乳食期の育児について、「持続可能な育児」のヒントを、自身の育児体験をベースにお話しているシリーズの「生後8・9か月編」です。

前回のおさらい



ーイントロ編ー

ー初期編ー

心身ともに危なかった生後8か月

一般的には離乳食中期、いわゆる「もぐもぐ期」のときのこと。

タイトルバナーの「せんべい食べてみた」は、生後8か月のときのことですが、このあとせんべいを吐き出します(笑)

せんべいなら食べるかもと思って果敢に挑戦する私ですが、相変わらずことごとく息子に希望を打ち砕かれます。

なんでもかじったり舐めたりする好奇心はあるんだけど、「食べる」ことよりも「飲む」ことがまだまだ好きなお年頃です。

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立派な歯が生え始めているけど、
その歯はいつ使うのでしょう。

・・・おっぱいは噛むんですけどね・・・ ←地味にかなり痛い(泣)

そのうえ、この時期にさらなる試練が訪れます。

それなりにまとまった時間で睡眠がとれるようになっていた息子ですが、昼間の活動量が増え、ずりばいと高這い、つかまり立ちが次々とできるようになり今まで見ていた景色がガラリと変わって、目まぐるしく色んな刺激を受けていたことが関係してか、夜泣きがひどくなりました。

今思い返しても、新生児のときよりもこの頃が断然きつかったです。

生後8か月の1か月間は、息子は、ほぼ毎日夜1時間おきに泣いて起きるようになりました。

いよいよ自分の体力も気力も、息子に向ける笑顔の回数も、どんどん減っていったことを覚えています。





それでも譲れない「理想の母親像」



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そんな中で、離乳食は相変わらず、作っては捨てるを繰り返します。

泣きじゃくる息子を前に、急いでミルクや母乳を与えて、今日もまた離乳食を食べさせてあげられなかったと自分を心の中で責める日々。

今だから言えることですが、、、

たとえ離乳食を食べなくても、子どもにきちんと栄養を与えていることには違いないのだから、別に悪いことじゃない。

けれど、離乳というゴールがまた遠ざかったことに焦るんですね。

「離乳食が進まない=できない母親」というプレッシャーと呪いを自分自身にかけ続けたことで、息子をかわいいと思う感情はどっかに行ってしまい、自分の本心も本音も感じなくなっていきました。


そういえば、我が家には父親がいた

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そんなある日のこと、私を見て夫が一言。
「離乳食、買ったら?」


「でも、高いよね。」
「でも、味とか濃そうだよね。」
「でも、サボっているみたいだし。」
「でも、ベビーフードは食べる、ってなったら、わたし余計つらい・・・」

と、素直に受け入れない私。

夫の言うことにいちいち反論する本当の理由は、実は他にあります。

(詳しいエピソードはまた別のテーマでお話する予定ですが、、、)

産後4か月くらいまでの夫の育児に対する意識と知識が乏しかったために生じた夫婦のすれ違いが原因で、

「あなたに育児の何が分かるの?」「あなたに私のこの気持ち分からないでしょ?」「やってきてない人にアドバイスなんかされたくない!」っていう気持ちが先行してしまいます。

でも、そのまま言うと角が立つし、これ以上のストレスを増やしたくはないので、それっぽい反論をして、夫の意見など不要だと訴えるわけです(笑)

それでも、夫がさらに続けてくる。

「ずっとは続かないよね。それでちゃんと食べて栄養摂れて、お母さんも気がラクになって、寝られるときに寝られたなら、それでいいじゃない。」

「それで、もし、“今日は作ろうかな”って思えたときには、作ればいいじゃない無理して作らなくていい。

「ミルクや母乳だって、小学生になっても飲むわけじゃないよね。この先何十年生きる中のほんの1~2年程度のことだから、息子が欲しがるなら頑張ってあげてほしいなぁ。もうすぐに抱っこできなくなるよ?」

・・・まぁ、ごもっともなんだが(笑)

それでも、「あなたに言われたくない」私が居つつも、

一方で、

手作りしても食べてくれない、だからといって、「手作り」を一切辞めてしまったら、余計に自分を追い詰めるだろうから後に引けなくなって意固地になっていることも確かでした。

そんな私の性格を知ってか知らずか、彼の提案は、「私が無理しないこと」を中心に、私の育児に対する想いも意地も尊重した「折衷案」だったのです。

夫がもし私と同じ濃度で育児に関わっていたら、こうした俯瞰した捉え方はできなくなっていて、夫婦ともに追い詰められていたかもしれないと、「男女差の良さ」を感じた一幕でした。

このときから、彼は私より十月十日遅れで親になろうとしている私の後輩だと意識するようになり、その後の夫婦関係も好転していったように思います。

ココCHECK!
育児において、夫は妻の十月十日後輩だと意識することで感謝の気持ちがちょっと増す。

持続可能な育児は、力を出し切らないこと

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私がいま頑張るべきなのは、
睡眠不足の中、離乳食作りに時間を割くことではなくて
寝られるときにたくさん寝て、ベビーフードを活用しながら、息子をたくさん抱っこして、欲しがるならミルクや母乳をあげること

つまりそれは、そのときの私にとって、息子に笑顔を向けられる母親でいるための最良の選択であること

こだわればこだわるほど、うまくいかなかったときの絶望感は大きい。そしてそこから這い上がるには、自分ひとりじゃ難しい。

この時、かつて私がカウンセリングに通っていたときにカウンセラーに言われた言葉を思い出したのです。

「ボクが昔アルバイトで工事現場に入ったときに、穴を掘るんだけども、途中で力尽きてしまうのに、ボクよりももっと年配のおじさんたちは、ずーっと一日中掘り続けられるんだよー。

つまりね、持ってるパワーを出し切らずに、余力を残しつつ作業しているから持続するんだよね。

あなたも同じ。持っているパワーの出し方を、ちょっと抑えすぎかなって思うくらいでちょうどいいのだよ。」

先生、あれから10年経つのに、まだ習得できてなかったよ(笑)

ココをCHECK!
「ちょっとさぼっちゃった!」ってコト、ちゃんと1日に1回はありますか?

ようやく「離乳食初期」が訪れた生後8か月

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夫と話したその週末、善は急げと、近所の店舗や通販で購入できる大手ベビーメーカーのベビーフードから、海外でしか販売されていないオーガニックベビーフード、ベビーフード専門のブランドなど、色々なベビーフードを試しました。

その結果、ようやく初期のお粥が食べられるように。しかも、最初はキューピーさんのだし仕立て一択↓(笑)

不思議なことに、ベビーフードを取り入れてからは、息子が口から出したり食べ残したりしても、絶望感が無く「じゃぁ今日はミルクと母乳にしよっか」と気持ちをラクに切り替えることができるようになりました。

それには間違いなく、手作りに固執していたときよりも、私が私自身の睡眠を大切にするようになったことは大きかったと思います。

気持ちも身体もラクになると、少し時間に余裕ができたときに
「今日は離乳食作ってみよ!」って思えたものでした。

生後8~9か月の間で、息子が初めて完食してくれた私の手作り離乳食はうどんでした。
それからというもの、手作りはうどんに一点集中(笑)

こうして、夫婦で話し合いを重ねて、たどり着いた先は、
「ミルク」と「母乳」と「手作り離乳食」と「ベビーフード」の4つの栄養を、ぜ~んぶ並行する離乳食スタイル。

名付けて、「4種混合離乳食育児!」

ミルクも母乳もアリだから、全然「離乳」じゃないんだけど(笑)
これが、我が家の離乳スタイルとなっていきました。

ココCHECK!
好き嫌いが激しい子の場合、栄養の偏りが心配になりますが、4種混合だとその心配がなくて気がラクなのも◎

次回は、生後10・11か月の頃のお話です。
まもなく育休終了となる頃、次の課題がやってきました。


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