トイレ選びに悩んだら、リモコンのデザインで比較してみよう
新居とカフェのトイレ選びで悩んでいる。
正直トイレなんてどれでも良いやと思っていたけど、いざ見てみるとこれといった決め手がなくむずかしい。
機能とコスト面をみても、各メーカーともに松竹梅のバリエーションを用意しているので、さほど差がないように感じられる。日頃からウォシュレットの機能や便座の座り心地など、トイレに対して強いこだわりがないと余計に迷ってしまう。
そこで、トイレに必ず付属するリモコンのデザインに着目してみることにした。リモコンのデザインならすぐに自分の好みが判断できそうだ。
01.TOTOのリモコン
まずはトイレの日本国内シェアNo.1を誇るTOTOから見ていく。
TOTOの上位モデルのトイレを選ぶと、シンプルなスティックリモコンを選ぶことができる。これなら狭いトイレ空間でもリモコンの主張が少なくて良い。
デメリットは表面から操作できない機能があること。リモコンを取り外し、背面のボタンから操作できるのかもしれない。あとトイレの値段がとても高い……。
上位モデルでは、先ほどのスティックリモコンか、上のパネルタイプから選べる。カタログで見るよりも表面が真っ白で美しい。液晶に時計が表示されているのは地味にありがたい。
下のグレードになると、リモコンのボタンの縁取りが黒になっている。ひとつ前のリモコンに比べれば落ち着いた白。ボタンがきれいに整列していて、水勢などの度合いも分かりやすくなっている。
02. LIXILのトイレリモコン
次はトイレの日本国内シェアNo.2のLIXIL。
LIXILは3種類のリモコンを用意している。上記は壁リモコンとスマートリモコン。嬉しいのはTOTOと違ってどのトイレを選んでも同価格で好きなリモコンが選べること。スタイリッシュさを追求したい人はあえて英字のスマートリモコンを選ぶこともできる。ただ実際にショールームで見たところ、どれも裏面に掃除関係のボタンがあるので、取り外しが必要になるのがデメリット。
壁リモコンの液晶は実際見るとテプラみたいな文字フォントでギザギザしているので、好みが分かれるところ。
上記のようなトイレットペーパーホルダーと一体型になっているインテリアリモコンもある。私はホルダーは別のものを使いたいので候補から外れる。
03. Panasonicのトイレリモコン
パナソニックはL150というモデルに限定した細長いスティックリモコンに力を入れている。ショールームで実物を見ると、公式サイトの写真よりすこし見劣りはした。ただ、TOTOだとシルバーのスティックリモコンしか出していないので、絶対にシンプルな白が良い人にはおすすめできる。
TOTOやLIXILと同じく、裏面にお掃除機能のボタンが設置される。
L150だとスティックリモコンか、こちらのパネルタイプか選べるのが良い。これが中堅機種のアラウーノS141以下になると、一気に洗練さが劣る。
上がPanasonicのL140というモデルのリモコン。大小の流すボタンとウォシュレットのボタン配列のバランスがあまり良くない。文字のマージンのばらつきも気になるし、あまりスタイリッシュではない。
PanasonicのアラウーノVシリーズになるとこうなる。どうして、どうしてなのか…。一気にリモコンのデザインがダサい。おそらくターゲットにしている年代を上げて、より大きく分かりやすいボタンにしているのだろう。でもL150のリモコンから差を付け過ぎでは…。安いモデルをあえて選ばせない作戦なのだろうか。
まとめ
私のようにトイレ選びに迷ったら、リモコンのデザインを比較してみるのもありだと思う。リモコンのデザインにどれだけ力を入れているか、ボタンの大きさでメーカーがターゲットにしている層が明確になったりもする。実際、リモコンのデザインでトイレ選びの決め手になったという人もSNSで見かけたし、リモコンといえどもなかなか侮れない。トイレに入るたびにかならず触れるものなので、美しいデザインだと嬉しい。
個人的には、LIXILが同価格で好きなリモコンを選べるのは消費者にやさしいと思った。でもデザイン的にはTOTOが圧倒的にシンプルで洗練されているように感じる。あとはPanasonicのアラウーノL150に付属されるリモコンも他社と棲み分けした白いデザインで良いと思う。
今回各メーカーの公式サイトやカタログでリモコンを見ていったけれど、どこも写真が荒く、小さく、わかりにくかった。ショールームで実物を見ないと細部まで確認できないので、もっと精細な写真を載せてもらえるとありがたい。
まさかトイレのリモコンの記事を書く日がくるなんて思ってもみなかったけど、リモコン選びはトイレ選びの大事なポイントになりそうだ。
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