推しのひと
初めてのnote、来てくださってありがとうございます。とっても嬉しいです!
第一回目は、私の好きな作家さんにしようかな〜と思います。
この方のシンプルな言葉やイラストにいつも大きな力をもらえていて、私はどこか飄々とした、風のような人だなぁと個人的に思っているんですが。
いまや子供だけでなく、大人にも大人気の
"ヨシタケシンスケ"さんです。
私がヨシタケさんを最初に知ったのは本屋さんの子供の本コーナー。
単独で棚が作られていて、その人気度がわかりました。これまでに賞もたくさん受賞されていますよね。
もともと絵本は好きなんですが、チラッとみたら読みやすいし面白くて。
子供と本を選びにきたはずが、いつの間にかそっちのけでした。
結構並べられていましたが、あるやつほぼ読んでた、、(イヤ買いなさいよ)。
私は本を選ぶのめちゃくちゃ遅くて、候補を絞るまで時間をかけ(立ち読みにね)、グッときたら買います。
ヨシタケさんの本でおもに描かれているのは日常のひとコマなんだけど、淡々としてて深い。
受け取る人それぞれに、いろんな発見が委ねられてるような気がします。
登場する子供たちも、日々のなかでさまざまなものを見い出しては、時に悩んだり、ものすごい発想の転換をしてみたり。
絵本コーナーにあることが多いですが、内容は年齢問わず、大人が心を動かされるものも多いと思います。
ヨシタケさんの本は、ゆるっとしたイラストと言葉のリズム感が絶妙で。
ところどころで詩を読んでいるような気持ちになったり、あと手書き文字も(フォントじゃないそう)私はちょっとツボかな。
クスッときたあとほっこりしたり、心にしみてじんわり〜を味わえるところが私は好きです❤
時が経って、ふとまた読み返したくなる。
恥ずかしいから誰にも言わないでいたことだったり。
もしかしたらしまっちゃったことも忘れてるかもしれない。
心の中にある、繊細さや柔らかな部分もそっとすくい上げてくれている感じに、私はいつもハッとさせられます。
ピュアともいえるけど、それだけじゃなくて、もっと根っこにある、人間らしい部分なのかな。
そしてそれをよーく観察しているのだろうなぁと。
無理くり取り出してる感覚はない。
私もそれを見つけたら、嬉しくなって一緒に眺めてみたり。。
あ、思いを綴りすぎて長くなる!本の内容にいかないと。
本屋パトロール中(言い方古)に衝動買いし、今ではお気に入りになっている一冊、
「あんなに あんなに」(2021年,ポプラ社)です。
もーコレはちょっと泣きそうになりました。
ベースにお母さん目線ということもあり、心のあるあるボタン押しまくり。
でも、親か子供かの目線でもまた違う読み方ができるんだろうなぁ。
最後のほうは自分が子供目線になってました。
5,6歳くらいのお子さんが読むなら、最初のほうで心のあるあるボタン(しつこいね)押すかも。
うちの小学生の息子も大ウケでした。
自分を振り返ったら、まったく同じシーンを経験していたんです。
「人間だもの」
思わずつぶやきたくなる😆
ちなみに息子は幼稚園児だった当時、大いに勇気をもらった、「おしっこちょっぴりもれたろう」(2018,PHP研究所)や、「つまんない、つまんない」(2017年,白泉社)などが気に入っていたみたい。
"ちょっぴりもれたろう"って、メインターゲットは子供かと思いきや、大人も多々感じ入るところがあるかも知れません。
ちょっと笑えて、人によっては切なさが押し寄せるかも!?
ほかにも「みえるとかみえないとか」(2018,アリス社)では、主人公が別の星に住む三つ目の宇宙人と出会うんですが、お互いの"違うこと"を面白い!ってとらえます。
(アリス社さんのサイトにインタビューもあります)
私がヨシタケさんの作品で共通していると感じるのは、さまざまなことを、いつもフラットな視点でみているところ。
それを気負わずにひょいっと見せてくれる。
自分も、勇気を持ってひょいっと覗いてみると、な〜んだ、とっても広くて軽やかな世界(宇宙?)にいたんじゃないか、ってなるんです。
私がヨシタケさんの本を読む時は、そんな感覚が味わいたいって思っているのかもしれません。
「あんなに あんなに」の話しに戻りますが(いろいろ脱線しちゃう)。
本文中には文章のない、絵だけのページもあって、会話を想像する楽しさも味わえるんです♪
きっとこんな会話かなー?と自分で話を進める感じも面白い。
どこか懐かしいコントをみてるような感じがするのは私だけかな!?
ラストも私はとても好きです。
表紙と裏表紙にもひそかなストーリーがあって和みますよ。
ぜひ、本屋さんで手にとってみてくださいね♡
あと、私が駅ビルの本屋さんでタイトルを二度見した「かみはこんなにくちゃくちゃだけど」(2022,白泉社)とか、大人にぜひオススメしたいものなどまだまだあるんですが、、このへんにしときます。
お読みくださりありがとうございました。
また寄ってくださいねー
では、あでゅー
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