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ハーバードの心理学講義【心に元気が出る一冊】

友達から勧められた一冊。自分の性格って何だろう?自分の特性って?という内容について、実際に自分で簡単な心理テストをしながら読み進めていくことができます。

私が感じたのは、性格って固定されたものではなく、流動的であるということ。私たちは遺伝的な特性もあるけれども、自分の大切にしているもの(パーソナルプロジェクトとこの本の中では呼ばれています)のために、自分を変えていくことができます。

前半、ちょっとつまらないところもあるかもですが、ぜひ10章まで読み進めてみてください。10章で、いろんな理論がすっと一本でつながっていく爽快感を味わいました。

最後、私が勇気づけれた部分を引用しておきます。

”どんな自分も受け入れることで、私たちは生きてきたのです。
そんな自分にこそ、乾杯しましょう。”

人は多面的で、よくある心理テストで出てくるような、「あなたはこのタイプ!」と簡単に分類できるものではありません。
多様な自分を受け入れて、その自分とダンスしながら自分とともに歩む人生。そんな自分に乾杯しましょう、という最後の下りで、私は泣きました。

心理系の本を読んで涙したのは初めて。著者のすべての人に対する暖かい愛情が伝わってくる一冊でした。

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