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未亡人の恋愛事情

夫を亡くして一年になるのですが、実は少し気になる男性がいます。
ロンドン在住のジャックラッセル飼いの犬友で、インスタを通じて知り合いました。
いつもグリーンパークやチェルシー周辺で犬の散歩をしていて、スイスの別荘に犬連れでホリデーに出かけたりしているので、相当なお金持ちだと思うのですが、周りからは絶対怪しい、ロマンス詐欺ではないかと言われています。

もしそうだったとしても、それでもいいかなぁ、と思ったりして。

急に夫がいなくなって寂しい思いをしていた時に、ぽっかり開いた大きな穴を、少しだけ埋めてくれるような存在だったから。

北欧系で、ロンドンへは1年前から仕事の関係で滞在しているそうですが、離婚したばかりで友達もおらず、寂しい思いをしていたようで。
ビジネスで日本に出張に行くこともあり、ジャックラッセル飼い、しかも同い年ということもあり、メッセージのやり取りをするうちに意気投合し、「お茶でもしませんか?」という話になりました。

最初はロンドンでお茶をして、その後ランチをしたりという、友達のような関係ですが、巷ではこれをPotential Boyfriend(彼氏候補)というらしい。

夫を失ってまだ一年しか経たないのに、こんな存在が現れていいのかな、と夫に申し訳ない気持ちが半分。でも残りの人生まだ30年、下手したら40年以上あるかもしれないのに、このまま一人ぼっちは寂しすぎるという気持ちが半分。

Xで知り合った未亡人仲間の中には、死別して3年以内に再婚したという方もいて、亡くなったご主人に引き合わされたとしか思えないようなタイミングで今のご主人と出会ったと聞きました。

私はなんとなく「DESTINY 鎌倉ものがたり」の編集者の本田さんを思い出してしまって、私の夫も本田さんのように歯をギリギリ言わせながら私を見守っているのではないかと想像してしまい、なかなかその先に進める気がしません。

でも、もし恋愛関係に進めるような相手が現れたら、それはきっと夫も賛成してくれているということなのかな、と思ったり。


もし逆の立場で、私が夫を残して旅立つことになったとしたら、夫には私より素敵な相手を見つけて幸せになって欲しいと思う。

でも、新しい相手と一緒に暮らすのは、できれば娘が成人して家を出てからにしてほしいかな。

きっと、夫も同じことを思っているだろう。





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