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東京風月堂のサピニエール

三角の形状で金色の紙に包まれていて、
持った感じはとっても軽くて、
その感触から勝手に
表面のツルッとした鉱泉せんべいのような、
ルマンドの生地だけのようなものが、
何枚か重なって入っているのをイメージしました。
もう以前食べたことある、
くらいに明確にイメージしてしまったので、
包み紙の封を開けてみてちょっと驚いたのです。
三角のチョコ!
「ごめんなさい、
今、そこまで甘くて重いものは欲してなかったー」
と降参しかけたけど、
開けたお菓子を元に戻すことはやっぱりできなくて、
少し動揺したフラフラした心持ちで口に入れました。
「さくり」
「!!」
んー!
また心の中で驚く。
食べてみるとチョコの比重が一見して思ったより多くない。
チョコの中は
パリパリの薄い生地とクリームが
ウエハースのように幾層も重なっているのでした。
でもウエハースとは似て非なるもの。
わー、思ったよりずっと繊細で
手が込んでいて面白くて美味しいお菓子!
あとで調べたら、
ゴーフルをチョコレートでコーティングした冬限定のスイーツ、なんだそう。
おお、そんな夢みたいなお菓子だったんだなあ。
前情報を入れないこととか、
全貌が見えないことって、
リスクもあるけれど、
同じくらいリターンもある、ということを
このお菓子に教えてもらいました。

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