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「コタツがない家(第2話)」小林薫がコメディを楽しんでいる感じが良い

小林薫が家に入り込んできて、女1人、男3人の家族での会話シーンが多いドラマだ。そう、コタツはないが、確実に昨今のドラマとしては家族での会話シーンが多いドラマだ。息子も勝手なことをしている割には、食事の時にはいる。美味しい食事が作れる人がいるということは家族の会話を広げる。そういえば「マイ・セカンド・アオハル」でも食事当番が料理がうまいとみんなが揃うという会話がありましたね。まあ、料理が美味しそうなら、ドラマも映えるしね。とはいえ、今回、小林が作ってるのは「お好み焼き」とか「手巻き寿司」とかあまり凝ったものではない男料理だ。そのくらいのホームドラマということだろう。

しかし、この男3人を仕切る形になる小池栄子の役は猛獣使いですな。何故に小池栄子か?というのは前回も書いたが、ここまで見れば、この役ができる人は他にいない。そう、家庭は動物園なのに、毎回結婚式の幸せなシーンが出てくるというのもこのドラマの面白さ。ウェディングプランナーがもう一つ普通に幸せな結婚を求めていないのも面白いですよね。

そして、今回の話の主役は小林薫。何故に持ち家を売って、死のうとしていたり、昔はホテルに平気で泊まっていた人が家に泊まることにこだわるのか?と思いきや、株で失敗し貯金を全て無くしてしまったらしいことがわかる。そして、就職活動まで始める始末。しかし、高齢者の警備員の面接でこんな感じなのでしょうか?ほとんど、漫才ですよね。

小林の話は自業自得なのだが、娘の小池の亭主である吉岡秀隆のあまりの愚鈍ぶりに、それをメモして記録に残し出す。それを小池に見せると、小池も知らぬ吉岡がそこにいるようで、呆れるが、それ以上は何もできない感じ。まあ、離婚をする気はないのだから・・。

そんな吉岡がそれでいて、隣の子供とラジコンをやったりするのは微笑ましい。まあ、自分の子供には完全に馬鹿にされてるだけに、そういうのがオアシスなのだろう。そして、そこにまた編集者の北村一輝がやってきて、この間は離婚の漫画を描けと言っていたのが、舅のことを漫画に描けと方向転換。すると、吉岡は小林のことを漫画に描く練習をしだす。これ、誰が書いてるのか知らないが、なかなかいい味。小林薫、この歳で遊ばれていますwというか、昨今はお偉いさんの役も多いから、こういうコメディを演じるの楽しいのかもしれませんな。見ている限り、かなり楽しんでいる?

まあね、基本がホームドラマなので大きなドラマが起きることはないのだろうが、金子茂樹の脚本はスキがなく面白い。ここから、どういう異次元を見せてくれるか楽しみである。


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