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「ダブルチート 偽りの警官 Season1(第4話)」美女詐欺師と宗教法人という美味しい世界

映美くららという女優さんは、宝塚の女役トップスターの佇まいを今も残す可愛い女優さんだ。ということで、彼女がヒールの役をやったのを見た覚えがないが、今回の詐欺師、なかなかの好演であった。これだけ、口がうまくて綺麗なら、いろんな詐欺ができそうである。

で、今回、彼女がやっているのが墓じまい詐欺。個人の墓を親族がいなくなっても安心な永代供養の場に移すという詐欺。一人当たり30万円というが、代々伝わる墓なら、それが何百万にもなるという話。そして、口の上手い彼女が営業をやって、偽の坊主がいればできる詐欺。確かに、この案件でなくても、偽坊主という商売をやっている人はいそうである。

彼女に目をつけたのは荒川良々なわけだが、彼女が「ヤマガミの女」という噂があるから狙ったとのこと。この、「ヤマガミ」という詐欺師がこのドラマの最終のターゲットのようだ。そこに、向井の妻の松本若菜も関係しているということか?

そして、そんな映美の詐欺を受けた、茅島成美が亡くなり、その詐欺が警察にも公になる。しかし、茅島さん、おばあさん役としてすっかり重宝がられているが、いわゆる赤木春恵さんのやっていた役を引き継いでる感じもしますね。そう、金八先生繋がりで、脚本家の小山内美江子さんも、先日亡くなられましたが、茅島さんにはもう一踏ん張り、女優として頑張ってもらいたいと思います。しかし、この役の騙されるお婆さん役は似合っておりました。

そして警察は訴えがでないと逮捕できないというのが詐欺だと言われる内田理央。そう、「ミスターゲット」での結婚詐欺と同じで、「自分は騙されてない」と闇に葬られる場合も多いのだそうだ。だから、詐欺師が減らないのも事実で、昨今の特殊詐欺はさらに複雑になってるようだ。皆さん、気をつけましょうね。

そんな詐欺師がのさばるのが許せなくて、詐欺をやっているのが向井理なわけだが、今回は、そんな詐欺師を自分も同業者と言って、宗教法人の売買の話を持ちかける。そして、1億円入る話に5000万円が必要と言って、映美に現金を持って来させてそれを持ち逃げするわけだが、結構危険ですよね。廃寺になった寺を勝手に売買するわけだから。まあ、今回の荒川の坊主はよく似合ってはいましたが、・・。

そして、 映美の車にGPSをつけておいて、警察に知らせて捕まえさせる段取り。昨今は、GPSというものが、ドラマの中で逮捕を簡単にしてるようですが、実際に警察ってこれ、どの程度使ってるのですかね?まあ、道端で職務質問とかされたら、そういうものが入ってないか注意すべきでしょうね。

で、警視正の伊藤淳史が向井を交番に訪ねてくる。いわゆる「ヤマガミ」の話をしに来たのか?ドラマの中盤、本筋に入っていきそうですね。



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