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「ブルーモーメント(第8話)」SDMの必要意義を確認し、クライマックスに!

前回の土砂崩れで、予想通りに平岩紙は亡くなってしまった。そして、仁村紗和が、本田翼の死は、平岩紙が息子を救おうとして出かけようとしたところを代わったことが原因だと言うことを吐露する。そして、本田に救われたのが、前回から印象的に出てくる平岩の子供だ。その子が後で一人でSDMに来るところは、なかなか涙腺崩壊のシーンでよかった。そして、彼がまたSDMを再稼働させたとも言える。そういう縁の連動での心の継承は結構あるような気がする。

今回は、そんな平岩がなくなり、SDMが活動中止になるところから。それをいいことに舘ひろしは「危ない刑事」に戻っていたようだw。それはともかく、時間は半年後に飛ぶ。一発で気象予報士試験に受かった出口夏希が山下智久の代わりに気象予報番組をやっている。ちょっと、出口を優秀に描きすぎには見えるが、目標にする人物がいると、人の成長が早いのは確かだ。私も早くに格好いい先輩が欲しかったが、今の仕事を考えると、自分一人でもがくしかなかった人なので、そううまくはいかないという感じもする。

で、出口が、雷が異常に発達しそうだということに気づく。確率はまだわからぬ段階だが、気をつけていかないといけないとニュース担当の田中圭にも報告するが、夕方のニュースには次期総理がゲストで出るので飛ばせないとか、まあ、今のテレビの感覚というのはこんなものだろう。ここで、この問題を突っ込んでも意味がないのでやめる。

しかし、雷には、注意報があるが、警報がないというのは初めて知った。もちろん落雷による死亡事故はあるが、予報で警報を出すほどの被害があったことはないのだろう。だが、昨今の異常気象を考えれば、雷もどんなに大きくなるのかよくわからないということなのかもしれない。全ては、私たちの環境破壊によるものだという認識は持っていた方が良い。

そして、先に書いた平岩の息子が尋ねてきたことから、SDMも再び結束。そして、指示もないのに、この雷に備える。しかし、岡部大と仁村紗和、そして水上恒司と夏帆もいいコンビになってるのが面白かった。こういう軽い人間関係も作りながら、結束が行われている感じは、なかなか心踊らされる脚本ではある。もう一つ、ここに山下のリーダー的演技が加わればとは思うが、ちょっと弱いですね。そして、テレビでは、政治のコーナーにこの速報を流し、テレビがいち早くSDMの情報を流したことで、逆に政治的アピールになる的展開だが、今の内閣の人だったらこんなことにはならないでしょうね。

そして、ドラマも後2回。最後は巨大台風の登場のようである。昨今の台風は毎年、史上最高的なことを言われたりする。それもあり、ちょっとどんな展開になるか期待してしまう。もちろん、ドラマが私たちに確実に危機感を持ち、どう対応すればいいかを描いてくれることをだ!

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