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「ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~(第4話)」プロスポーツ選手の税金問題は意外に多いかもね・・。

このドラマ、納税課の公務員が主役ということで注目はしているわけですが、どうも、やはりそういうお堅い仕事の中にはあまりドラマがないようで、結果的には、滞納者がドラマを作ってるわけですよね。そして、そういう人から徴税するために係の人が直接徴税に向かうわけだが、どうも、その係の人たちがおせっかいをやきすぎてる感がある。こんなに無駄足使って、他人の未来を考えるような納税課などないと思うのですが、それは私の偏見?

そう、公務員がここまでおせっかい焼いてくれるなら、生活保護の担当者だって、必要そうな人のところを訪ねて歩いて、生活保護を受けるようにおせっかい焼いてあげてもいい気がするのですよね。だいたい、納税課の人にとって、税金が払えない理屈などどうでもいいのでは?そう考えると、主役の山田杏奈が、優しい徴税係に出会ったから、私もその仕事をしたいなど夢物語もいいところですよね。このドラマ、山田杏奈が幼すぎるというのもあるが、橋本環奈に比べたら芝居は数段上手い。そういうことより、税金取る人がこんなに他人の生活に踏み込んでくるはずないと思うところで、ノレないというのが私の見解。

そして、今回はプロサッカー選手の滞納問題。怪我をして、チームを変わって、一気に年棒も下がり、それで滞納してるのではという感じではあったが、実は、奥さんはその滞納を知っていて、夫の治療費などもあり払えなかったという。

まあ、プロスポーツ選手の年棒は極端に変わるので、前の年の年棒が高く、下がった時に払えないということはよくあることの気はするが、実際のところは税理士がついていることがほとんどだから、注意喚起はしてるはず。このドラマにあるような流れはあまりないと思う。そして、治療費と思っていた金が夫が妻に残すための金だったとは、綺麗事すぎるお話で、もう一つシンクロもできなかった。

それよりも、石田ひかりが、そのプロ選手の滞納をリークしてしまえと白洲迅をそそのかすところが胡散臭かった。こんな話、ドラマの中でも言われているように守秘義務違反もいいところである。ドラマの中でこういうシーンがあるのは、本物の納税課に怒られるのでは?そう考えればこのドラマ、公のバックアップはないのでしょうね。あったら、このシーン、かなり問題になりますよね。

そんなこんなで、最後は選手自らが滞納と不倫の記事を週刊誌にリークして、妻とも離婚する流れを作る、強引でよくわからない展開。納税課には初めから親近感はないが、今回は滞納者側にも何もシンクロする部分はなかった。そういうところが、もう一つドラマが面白く感じない理由ですよね。脚本のまとまりは結構良いので残念でしかない。菊池風磨の一本調子の演技もちょっと飽きてきたしね・・。

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