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「恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜(第7話)」視覚障害者の夢と、脳内に画像を送信できるようになる夢

二週間ぶりの第7話。話も終盤で、杉野遥亮と鈴木伸之が杉咲花の家で行われる奈緒の誕生日に招待される話。そして、いないはずだった父、岸谷五朗が帰ってきて、男同士話すことになるという流れ。岸谷が鈴木を気に入り、杉野にはちょっときつくいう感じは何か恋の温度差によるものなのだろう。なかなか面白かった。

そして、初めの方で視覚障害者の夢はどんなものだ?という話が出てくる。これは、初めて聴く話だった。過去に見えていた人は、それなりに過去の経験で普通に夢を見ることもできる人もいるということ、初めから見えない人は、音だけの夢になること。人間の五感って、夢の中まで支配してるのですね、そして、最後に、岸谷が杉咲に、将来的に脳に直接、写真の画像を送り込めるようになるかもしれないという話をする。そう、そういうことができるようになると、障がい者の夢も変わるかもしれないということである。面白い!

杉野のほくろがわからない杉咲に、岸谷が杉野の写真を大きく伸ばして杉崎に見せてあげるシーンもなかなか良きシーンであった。本当に、悪い人が出てこない話なんですよね。杉野の友人たちがお泊まりセットを作ってくれるような話が突っ込まれるのですが、それも、さらりと笑いをとる感じで違和感になっていないのは、うまい脚本の証拠というところだ。

そして、奈緒と鈴木の恋模様も誕生日でずっと縮まって、奈緒が告白するまでに発展。ここでの奈緒の演技はお見事!そして、鈴木は男しか愛せないことを告白する。これも、スムーズすぎて仰天するが、LGBTが言われる現在は、こういう感じなのかもしれない。そして、本当に同性同士の恋が生まれることもある。個人的には、やはりそういうのに違和感があるが、小さい時から、ジェンダーについて意識して教育していけばこんな感じになるのかもしれないのかね?性の話はそんな理屈で言ってもわからないが、最後に奈緒が、鈴木の推しになりますと言ったのには、なんかわかる気もした。推しという形もあまり昔ははっきりと形として言わなかった気がするが、現在はありですね。このドラマの脚本家は、実にこういう差別的な問題が起こることをどうしたらスムーズに暮らしの中で解決するか?と考えながら書いているのだろうとは思うが、本当に気持ち良い描き方だと思う。そこが、このドラマが評判になるところなのはよくわかる。

そして、今週の最後に杉崎の初恋の人登場。ここにきて恋敵を登場させて杉野の恋心を確信に持っていこうというのだろうか?とにかくも、杉崎がどういう将来を目指していくのかと、杉野との恋の着地点をどうするのか?楽しみですね。クリスマスが奇跡を起こすのかな?


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