「インフォーマ(第4話)」桐谷健太と森田剛の間に何があったのか？お互いの仲間の生け取り合戦から何がわかる？

先週の情報をリークして、森田剛を誘き寄せる計画は成功。桐谷健太と森田が対峙することになる。ここで、彼らに大きな因縁があることがわかる。こういうクラブでの乱闘図。DJを放り投げるとかテレビで作る範疇を超えてる感じがこのドラマの面白さではあるが、こういうのに批判する投書や電話などはあるのだろうか？ないなら、もっとどんどん作ってほしい。（と言っても、忖度優先のテレビ局ではそうはいかないでしょううが・・）なんだかんだ言っても、閉塞的な今の社会の中では、こういう飛び抜けたアクション、非現実をエンタメで描くことは人が生きる際にテンションを上げるきっかけにはなると思うんですよね。私自身が、東映の実録物や女番長物に何を感じていたかといえば、非現実に対し、アドレナリンが出てくるみたいな感じでしたよね。

本当に、東映が70周年で記念映画作るなら、このくらいの暴力とアクションの大作を作って欲しかったと思ったりする。ジャニーズの役者では到底無理な世界を。とはいえ、森田剛が元ジャニーズでしたね。それを忘れてしまいそうな、悪い姿、なかなか格好良いです。

そして、クラブ内で大荒れの中、そこから抜け出す流れはなかなか面白かったし、ここで捕獲される一ノ瀬ワタル。だいたい、車に当たってなお、捕まえるのに苦労させる。そして、拷問シーンへと続く。ここで、佐野玲於が耐えられなくなって逃げ出すというのもわかるシーンの描き方。容赦ない感じは好きです。

そして、この一ノ瀬ワタルという役者。今じゃ、こういうターミネーターみたいな役でよく出てきますが、格闘家出身ということで、あくまでも肉体を使った演技を求められるのでしょうね。存在感はあるが、結局、こういう役者が演じる役が最近はあまりないというのが現実なのでしょうね。時代が時代なら、アクション系のエンタメでもっと露出が増えても良い気はしますがね・・。とにかくも、今の日本エンタメ界では貴重な役者だとは思います。

そして、その一ノ瀬に森田の居場所をはかすのに、母親に電話して、仲間と母親を天秤にかけさせ、自白させるという、なかなか卑怯なやり口。そして、彼が朝鮮籍だということも描き、テレビで放映するにはなかなか肝が据わっているというか、すごい脚本だと思った。再度いうが、こういうのが、テレビを活性化させるきっかけになるなら、それはアリだとは思う。とにかく、テレビでは深夜にアニメなど放送してないで、こういう大人のドラマをやってほしいといいう願望はある私であります。あと、大人のための情報番組の復活ね・・。

で、最後に一ノ瀬を捕獲された森田が、逆に桐谷の配下の淵上泰史を捕える構図で、次週に！なかなか、せめぎ合いが面白くなってきた中、逃げ出した佐野玲於はどんな感じでまた合流するのか？楽しみではある。