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「ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○(第7話)」ネットニュース、マッチングサイト、多重世界に真実を見出す難しさ

7回目、ラスト、黒木華にもう一つ大きな問題があることが提示される。そこに安藤政信が関係している。これがドラマとして最後のニュースになる感じなのか?でもそれはちょっと先の話のようで、予告を見ると、次週は溝端の父の話?まあ、世の中、ドラマでなくても、身近にいろんな炎上地雷があるのは確かですよね。

今回は猫の話。まず、占い猫の話である。使っているのはタロットだから、猫の無心の行動で世の中が当たることもあるかもしれない。タロットは世の中の事象をうまく分割してカードにすることで成立しているもので、まあ、読み方で色々当たってくるのは事実だろうし、そして、占う側、占われる側の無心というリセットした状況が重要だと私は思う。そう、占いとは人間の弱さの拠り所であり、そこに縋るのもまた幸せと私は思ったりする。だからこそ、さまざまな嘘や悪口、愚痴など吐く輩には、占ったとしても良いことなど何もないのだろうというのが私の見解でもある。そう、占いは心の修行の果ての結果だ。

まあ、そういう視点で占いをドラマに使ったら面白いなと思ったことはある。ここでは、猫が皆の状況を当てていくことが、あまりドラマの本質に関係していないのは、残念だったりもした。そこにもう少しサスペンスを入れてもいいように思う。

カンフルに情報を提供した彼女の本当の目的は、この猫を譲り受けた男を探すということ。マッチングアプリで知り合った男が、この猫を預けたままいなくなったのを、ネットニュースに猫を話題にしてもらうことで探そうとする、かなり遠回りなやり方だったりする。でも、そういうネットを多重に使う方法というものはあるのだろう。まあ、宣伝のターゲットと違うものが宣伝されてしまうようなことはよくありますものね。

で、結果的には娘の猫アレルギーで猫をどうしようかと思ったところで、マッチングアプリで飼ってくれる女の子を探したというこの男。ドラマではあまり悪い奴にされていませんが、詐欺まがいですよね。爽やか系に描かれているだけに、ちゃんと謝る部分もあっても良かったのでは?女の子にも猫にも失礼ですよね。

で、編集部に燻る、黒木が寛一郎をなぜ雇ったか?という問題。溝端が少し嫉妬するみたいな感じになってきましたが、ただのそういうことなのではないかと思うのですが、それ以上はないですね。しかし、寛一郎君、佐藤浩市よりもさらに柔らかい顔ですよね。これでも、60歳くらいになったら三国さんみたいなしわが寄ってくるのでしょうか?それを見るにはまだ40年くらい生きないといけないわけで、まあ、大変だ。

ここまで観てきて、ネットを絡めて、リアルを描いていくって意外に難しいし、新しいドラマが出きるよねと色々思えてきました。まあ、私たちがそういう面倒臭い世界にいるということをもっと考えていかなきゃいけないということも…。そういう意味で、とても興味深いドラマです。

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