「クロサギ(第3話)」詐欺師たちの繋がりみたいなものは本当にあるの?
ドラマを見る前に平野紫耀のジャニーズ退所の話。これだけ、主役を張れるような若手が退所するというのも時代が変わってることを示してるのだなと思ったりする。まだクレジットにKing & Princeの名前が入ってるが、それを見るのも悲しい感じがする。まあ、これからジャニーズのグループも長続きさせるのはなかなか大変だということだろう。日本の映画のクレジットを見ると、制作に藤島ジュリー景子の名前をよく見るが、彼女自身の露出も変わってくるのか?
そんなことは、ともかくドラマは、三浦の店に出入りしている山本耕史と最終的には組んで相手を騙すという話に。まあ、詐欺話自体は、結構危うい話で、最終的には、山本がお客さんに詐欺などやめたらと言って金をぶんどる話。だが、今回はお客さんがギャフンというシーンがなかった。ここはドラマ的にはつまらないですよね。
本題は、三浦友和の詐欺集団がだんだん見えてくるというところか?三浦が海外でマネーロンダリングしているのもわかったし、彼の店に反社的な人々が集まる姿は異次元。和菓子屋には反社が似合わないのがよくわかる。そして、平野の敵である、御木本(坂東彌十郎)とも深く繋がっているのは、初回から見えているし、その平野の復讐に山本が情報を渡すような流れ。全ては、三浦友和のシナリオでこのドラマは動いている。平野が最後に復讐を遂げても気持ち良い終わり方はしないだろうというのも見えてくる。
ということで、黒島結菜が平野の理解者として最終的には浮かび上がる感じなのか?そういう役回りにしたら、今の黒島の存在感は薄い。朝ドラで披露した影響もあるだろうが、芝居はともかく、華が感じられない。今回も最後で平野と話すシーンがあったが、こういうシーンが映えない感じ。今の恋人役の時任勇気と一緒に映っても似たように見えるから、黒島自体の「気」の問題だろう。なかなか辛い。
今回は、その黒島が三浦の店にコーヒーを届けにくるシーンが出てくる。前作でも似たようなシーンがあったが、三浦は山崎努に比べて優しい感じに見えるため、怖くも感じる。そう、三浦は、アクション俳優として悪いやつを演じてもなかなかしっくりこないのだ。この間見た映画「グッバイ・クルエル・ワールド」でも、怖さが足りなかった。だが、実際には手を下さない、詐欺の元締めみたいな役だと、なかなか怖いということだ。ある意味、リアルに見えるのでしょうな。
来週、4話で、平野とその敵である御木本の直接対決の流れのようだ。前半でこの話はケリがつく感じなのでしょうか?
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?