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「勝利の法廷式」法廷が演劇会場だというような設定はなかなか興味深い

少し遅くなったが、1話2話を続けてみる。最近は、3話くらいまでTVerに残しておいてくれるから嬉しい。とにかく、ドラマ枠が増えて、仕事をしながら見るのをこなすのも結構大変だが、多くのドラマを見ることでいろんなことが見えてきたりもする。数をこなせばこなすほど、エンタメをつまみながら生きていくことは、刺激にはなるし、無駄ではないと思っている。ただ、この習慣は若い時に身につけないとできない技だろうとも思う。

このドラマ、志田未来にはそれほど興味はないのだが、風間俊介が出ていることで気になっていた。そして、見終わった感じでは、やはり風間の存在があってドラマに不穏な空気が流れているし、なかなか硬質な法廷劇にはなっている。

とはいえ、刑事事件を取り扱うわけではないから、相手は志田を弁護士の仕事から追いやった升毅。こちらは、金で証拠も消してしまうスタンスの金満弁護士。そこに対し、買収された証人の本音を引き出そうとする感じになる志田。そこが明確なので、ある意味わかりやすいドラマではある。

そして、志田が元名子役の弁護士であり、その名前を騙ったブログを書いていた風間俊介が脚本家という設定も面白い。名脚本家と名演技者がいて、法廷は成り立つというもの。「勝利の法廷式」というタイトルもなかなか洒落ているものだし、主役二人の演技は言うまでもなく説得力がある。

まず初回は、ウェディングプランナーが会社にはめられて、ダブルブッキングの責任を負って仕事を追われた話。大きな企業の力に個人のプランナーが屈するわけで、SNSで炎上までしてしまい前が見えなくなってしまっている。親友が会社に買収され証言が取れないと言うのをどう覆すか?と言う話。

そして、証拠探しもSNSを散々調べないといけない状況にあるわけだ。このドラマ、ネット社会でのさまざまな人間関係の嘘を真実を解析して法廷で真実を暴いていく感じなのは新しい。足を使って捜査すると言うよりは、画面をひたすら見ながら捜査する感じ。実際、本当に警察なんかはこう言う感じになっているのですかね?そうなっていくと、「教場」で描いているような「捜査の感」みたいなものは古臭くなりつつありますよね・・・。警察の在り方なども先が見えないと言うところですかね・・。関係ないが、風間公親はデジタルが上手く使えるのでしょうか?福山雅治は使いこなしてましたね・・。

そして、2話目は、ストーカーとして訴えられたものが、訴えた相手のDVを明らかにしていくと言う話。しかし、こんなDV野郎の弁護を金で解決しようとする升毅は悪い升毅ですね。そして、その部下の遊井亮子も、ちょっと見ていて辛いもう少し良い配役はいなかったのか?と思うレベル。敵としてもう一つ手応えがないのですな。しかし、そのDVの向こうに覚醒剤が絡んでいたとはね。確かにデリバリーが数多く走る都会。それで悪いものはこんでもばれませんよね。本当に、これはありそうだ・・。そして、ここでも監視カメラとSNSが証拠となってくる。まあ、日頃から警戒してインスタなど上げてる人はあまりいないでしょうからね・・。そして、SOSのサインもそこにあるのが現代だと言うことでしょう・・。

2話まで見た感じでは、最後に志田と風間が追っている事件がどうなるかは興味深い。そこで、風間はどんな脚本を書いていくと言うのもね・・・。しかし、ある程度悪いテイストの風間俊介は面白い。そこに対応する志田もさすがであり、なかなかいいコンビであることは確か。この先も見ることになるでしょう。

しかし、北乃きい、本当に顔が変わってしまったよね。なぜに?


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