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「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~(第6話)」梅まつりがラストコンサート?何も終わらない気が・・。

しかし、白石加代子が記憶の中で探していたのが「他人の関係」だとは、オチとしては盛り上がらないよね。まあ、クラシックと歌謡曲をごっちゃにしてもいいと私は思う。音楽というのは、ジャンルを超えて素晴らしいもので、人の心を癒すものだ。だからこそ、このドラマで行政がその文化の場を庶民から取り上げようとする行為は許せなかったりするのだ。

今回の梅まつりの中でお上に知られないように仕込んだコンサートが最後のコンサートだというのは、ちょっと寂しすぎるし、ドラマ的にも全然盛り上がらないですよね。だって、まだ西島秀俊と芦田愛菜は完全に和解していないし、石田ゆり子は別居ありきで離婚ありきだし、ラストの盛り上がり感はない。そして、まだ、回は6回であり、まだ4回もある。

そして、當間あみが市長の娘だとはわかったが、考えれば、このドラマ、オケのメンバーの家族が出てきたのは今まで、佐藤緋美のところくらいで、ほとんどそういう話は出てこなかった。昨年のオーケストラドラマ「リバーサルオーケストラ」では、毎回、オケのメンバーの家族をフューチャーしながらオケの結束を描いていったのもあり、毎回面白い話として見ていった記憶があるが、ここでは、西島の家族のことにフォーカスしすぎて、話があまり広がっていないのが欠点という気がする。

だから、この最後のコンサートで、津田寛治が指揮をやって盛り上がるも、家族は寿司の食い放題に行って見てくれないとか、新木優子の家族は見に来ているのに、あまり説明がない。できれば、佐藤の父親の利重剛が見に来ているなんていうのも見たかったですよね。そういう点で全然ラストコンサートではないのはどうして?

最後に、西島に海外のオーケストラからオファーがあったみたいだが、その話だけで4回持つとも思えない。本当にどうするのでしょうか?

あと、エキストラでほぼ満員のお客さんをホールに入れているのですが、このコンサートシーン撮るためだけにそれはない気がするから、一緒に本当のラストのコンサートシーンとか絶対に撮ってますよね。どうも、ドラマの行き着く先が見えてこないのが気持ち悪いですよね。

あと、當間あみに大西利空が「きらきら星」をヴァイオリンにアレンジした楽譜渡していたりして、仲良さそうなのだが、ここの恋話は膨らます気はないのかね。考えたら、この二人、昨年の映画「水は海に向かって流れる」で共演していて、大西が當間に興味さえ示さないで、広瀬すずといい感じになってしまうようなこともありましたが、今度はどうなるのでしょうか?

何回も言いますが、あと4回、面白くして欲しいのですよ!

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