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「Believe-君にかける橋-(第9話)」東京都知事の隠蔽したことが世に出ないのは、ダメでしょ!

都知事選の近い中で、都知事の隠蔽話。ある意味、賀来千香子のモデルは小池百合子か。まあ、都知事がこういう描かれ方される社会ではダメですよね。そして、賀来を脅して、自分は刑務所に入って最後には「木村が嫌いだ」という小日向文世。こんな輩が大企業に多いのはわかる「働くことは夢を捨てること」だとさ!そんなせちがないセリフを最後に聞かされて、なんか、うんざりなドラマだった。そして、この最終回、視聴率は良かったようだが、それで、世の中でこのドラマが話題になることでもない。木村拓哉もなんか、アンちゃんで、とても、そういう技術畑の人間を知っている私としては、彼が夢を追いかけるクリエイターにも見えなかった。

最後、妄想で、碓氷峠で、「橋が好きだ」というオタク的な発言を天海祐希にするのだが、そのセリフが役者として身体に染み付いていないのだ。そう、織田信長を演じても、結果的にはその辺のアンちゃん芝居しかできない。もう、木村拓哉は本当に意識改革をした方がいい。そして、演出家に自分を託して変えてもらわないと、ここから後はない気がする。そのくらい、このドラマでの彼は存在感がなかった。最後に再度捕まっても、竹内涼真の演技の方が勢いがあったものね。ある意味、ジャニーズの中で純粋培養された悲しさを感じる。

竹内といえば、一緒に最後まで木村を追っていた片山友希が最後に意見も言えずに消えるのは解せなかったし、それに変わって今まで木村のことをよく思っていなかった山本舞香の出番が増えるのもわからなかった。日和った北大路欣也も、木村に詫びを入れるべきだろう。そういう積み残しみたいなところがすごい多いドラマだ。

最後に斎藤工が木村の味方だと明かすのも遅すぎる。それは二、三回前にやるべき話であり、そういうドラマ構造の欠陥が、橋の構造欠陥のように多いドラマだと思った。都知事がそう言ったから、そうしたドラマなのか?ねえ。やはり、最後に都知事がギャフンというところが見たいですよね。賀来千香子をインド大学か何かの主席卒業みたいにしても良かったんじゃない。

で、その賀来に指示されて木村を逃がした上川隆也も、彼がやったことが金欲しさだけだったって、つまらないだろう!!!

そう、木村のキャラもそうなのだが、周囲のキャラもしっかりできていないから、シンクロできる役者が一人もいなかったドラマだ。それで、視聴率を上げられるのは、周囲のドラマも中途半端だったということもあろうが、本当に、今、テレビドラマをリアタイしてる人って、まあ、そんなに真剣に見てるわけでもないのだろうね。とにかくも、こういう中途半端なドラマが一番ストレスになったりもする。

しかし、ゼネコンの隠蔽話など、まあ、こんなものだ。面白くなるはずもないですよね。

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