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「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱(第5話)」あの世とこの世の真ん中の曖昧なところにいるお父さん

「何時間から長風呂なんだよ」という論議。まあ、つまらない話だが、面白い。私的には30分はもはや十分に長風呂である。自分の体を洗うのにそんなに時間はかからないし、やはり、これは湯船に何分つかってるかという問題だろう。確かにスマホを持ちながら半身浴していれば30分くらいはすぐ立つのかもしれないが、私は、風呂の中で他のことをするということもできない。まあ、湯船でぼーっとしているのは好きであるが・・。ということを考えれば、本田翼が30分が長風呂でないという理論はわかる気もするし、本田と30分一緒に風呂に入る妄想をしてしまったりする。このドラマ、そんなとっても緩いドラマであることをここで思ったりもする。そう、女性と風呂の長さについて語るなど、男にとっては、意味をなさない。

でも、そこから、幽霊のお父さんの今の位置が語られる。あの世にいるわけではないし、この世では普通の人には見えない。つまり、その間にいるみたいな話。世の中にはそんなグラデーションみたいなものがあるのだろうか?まあ、形なき魂が、どの時空を飛びかうかといえば、それはどこでもあり得る感じがするから、この世もあの世も一緒じゃない?という気もするしね。そうなのだ、本田翼のように親族でもないのに、幽霊が見える人もいるのだ。かと思えば、前作の高橋一生のように、自分の妄想のお父さんが存在したりもする。スピリチャルを語る人が、「世の中は全てバーチャル」みたいなことを言ったりするが、霊の居場所を考えれば、その理論は結構当たっているとは思う。

で、日本家屋の縁側は、家の内なのか外なのかみたいな話も展開されるわけだが、これを聞いた時に、日本人は、元から、あの世とこの世に境はないみたいな論理の中にあったのではないかという気もしてきた。

しかし、こんな話を30分間し続けてドラマにしてしまうのってすごいですよね。とにかく、今回は高橋、本田、橋爪の会話劇の面白さを堪能できた。そんな中に、水道が壊れたと、高橋の家に住み込むことになった宮本茉由。最後にお父さんの幽霊がいることを知らされるが、ここから、この状況をどうドラマとして成立させていくかは、重要なところですよね。そう、それが宮本が理解できたら、お父さんが今回ここに現れた意味がわかってくるのかな?

しかし、本田翼と宮本茉由なら、本田翼と一緒にお風呂に浸かる妄想をしてしまった私です。高橋一生に関しては、やはり飯豊まりえと一緒にお風呂入るから、そんなことはどうでもいいのでしょうね。最後に、ご結婚おめでとうございます!

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