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「ユニコーンに乗って(第4話)」スポンサーの探し方もさまざまな時代

先週のマッチングアプリの話が投資家と企業のものだったというところから、話は始まる。投資家の飯田基祐は、なかなか好人物。そして、すぐにオフィスを訪れたりしてスピード感もある。また、西島がいることで企業がそれなりにしっかりしていると捉える。まあ、最後の展開を見ると、昭和から存在する金持ちのエロ親父だったのだが、ワインで酔わせてなんとかしようというのは、浅はかというところだろう。

この永野が飯田とあっている時間に、西島は広末涼子の家に呼ばれ、杉野遥亮は仲の悪い父親のところに行っているという、仕掛けはなかなか上手い。そして、広末が男たちになめられないように何をしたかという話を聞いて、西島の直感が動く。女を守るために走る男たちの画は紋切型ではあるが、ドラマを盛り上げるためには心地よい。そして、永野が飯田を殴ろうとするところで、それを阻止する西島。考えたら、殴っていたらそれはそれで永野は助かっていただろうが、こういうおじさんに訴えられたりしたら大変ですものね。こういう投資家が政治家と繋がっていたりしたら、それはそれで大変なことになるのは、リアルな世界で皆が知ってることだし、現在の不景気な中では、金持ちジジイはこんなことを繰り返してるのでしょうな。投資家のためのマッチングアプリと言っても、詐欺師がいっぱいいたりするのでしょうね。

そんな勉強をさせられた社員全員が、資金調達の話に本気で向き合うのはなかなかアグレッシブ。そこで、西島が自分からアイデアを出す。この回は、西島の存在感と、彼の経験値みたいなものがとても重要だとわかる回である。その分、社員全体が近づいていく感じはうまく描けていると思う。

そして、西島と広末の関係もさらに近づいている感じで、これがビジネス上でどんな化学反応を起こすかというところ。広末は、ビジネスマンをやっているところは似合わないが、こういう家庭に帰ってのプライベートな演技はそれなりにうまい。つまり、ビジネスオンの部分がもう少し格好良ければなと思うのである。そういえば、広末の息子役の寺島眞秀君は、寺島しのぶの息子さんなのですね。なかなか綺麗な雰囲気。緋牡丹のお竜の孫だと思うだけで、なんか神々しい感じはしますな。

そして、話は最後には、ビジコンに参加する話に。優勝する自信があるからこその参加だろうが、そこの意味のない強気がビジネスには大事だったりもしますよね。

この辺りで、ドラマの初動部分は終わりでしょう。西島がこの会社に慣れて、永野や他のメンバーにも一目置かれるようになったということで、次に進めるわけです。

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