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「ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~(第6話)」徴税吏員コンビのバディ感が物足りないのですよ

徴税吏員は、しつこいという話。そして、毎回「公務員なめんじゃない」というセリフが出てくるが、このあたり反論がある方も多いでしょうね。そして今回も、彼らが滞納して亡くなった方の残した金庫に財産が残っているのではないかと、家電に書いてあった暗号を探ったりするが、こういう刑事か探偵がやるような仕事までやる徴税吏員などいるのでしょうか?中には細かくてこういうことをやる人もいるかも知りませんが、こういうの見て税金払いたくなるか?と考えると、逆効果にも思えますよね。まあ、このドラマ、ずーっとそんな感じなのですよね。そう、このドラマ見て、税金って大事よねと思えないところが一番問題な気もしますね。

そして、菊池風磨と山田杏奈はバディみたいなものなのですが、そこにあまり説得力がないのと、菊池のふざけた風な話し方がだんだん耳障りになってきたのは私だけだろうか?彼がこういう芸風のジャニーズ芸人なのはわかっているが、もう一つ、いつになっても成長が見えないし、山田に対する距離感があまり良くない気がする。

今期のバディものと言ったら、「うちの弁護士は手がかかる」のムロツヨシと平手友梨奈のコンビ。こちらは最初こそチグハグしていたものの、このところセリフのやり取りの間合いがすごく良く、演技的にも光っている。ここでもムロツヨシはいつものように、必要ない感じの話をするのだが、これが良いリズムになっているのが、こちらのドラマと違うところだ。そこに平手が絶妙のはまり方をしてくる感じは、回を追うごとによくなってきている。

それに比べると、菊池の喋り方はもう一つ、納税者を馬鹿にしてるのか?と思わせるところもあり、こういう公務員はなかなかうまく仕事できないだろうと思わせる感じがいけない。そして、山田杏奈をうまく誘導して指導してやれないのも問題かと思う。早くいえば、演技の質が違うのだろう。

だが、菊池風磨、こういう芝居がウケたのもジャニーズ特権だったかもしれない。来年は結構仕事が少なくなってくるのではないか?もう一つステップアップが欲しいよね。

で、今回の滞納金の相続問題は、結果的に隠し財産もなく、歪みあっていた兄弟3人で三分割で払うという流れになったが、これからは一人で亡くなっていく高齢者も多いだろうから、こういう滞納金は取りっぱぐれる確率が多くなるだろうね。だからって、徴税吏員が探偵ごっこみたいになっていくのは変ですよね。毎回、もう一つ納得できないドラマな気がしますが、皆さんはどうですか?

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